「資料の一行の長さって、ベストはどれくらい?」という質問にデザイナーが答えてみた

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当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。

その中でも、プレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすいおすすめの見せ方・作り方のノウハウをシリーズでお話ししています!今回はビジネス資料を作る際に気をつけたい文章の「一行の長さ」についてです。

意外と見落としがちなところでもありますが、ビジネスシーンで作成する資料においては結構大切な部分でもあり、読みやすさ・見やすさに大きく影響してきますので、今回は一緒に「行」について考えていきましょう!

まずその前に、資料レイアウトの4大原則について学びたい方はこちら↓↓↓

まさかそんな効果が!?資料作成時に絶対意識すべきレイアウトの4大原則

2018.06.03

行の長さって、気にしてる?

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トリジ先生

さて、今日は「行」について考えていきましょう。当然のことですが、ビジネスシーンで作成される資料には文章が書かれます。その時、「見やすさ・わかりやすさ」を左右する要素として、実は「行」が1つのポイントになったりするんですよね。

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神楽くん

へぇ~そうなんですね(・Д・) 「行」って言っても、例えばどんなところに注意したら良いんですか??

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トリジ先生

お、今日は積極的で良いですね!君らしくない…(ボソ)

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神楽くん

…えっ?あ、ありがとうございます(いつもの去り際のディスり乙(´-`).。oO)

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トリジ先生

特に注意したいところとしては「行の長さ」です。これからその点についてお話ししていきますよ!

行の長さによって見やすさが大きく変わる

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トリジ先生

なぜ行の長さに注意したいのかというと、それによって読者の見やすさ・読みやすさが大きく変わってくるからです。例を挙げるとわかりやすいかと思うので、1行が短い場合と長い場合の2つの例で見てみましょう。

 

一行が短過ぎる場合

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トリジ先生

まず短い場合ですが、こんな感じ。どうでしょう?読みやすいですか?

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神楽くん

ん~なんでだろう、あんまり読みやすいとは感じないですね(*_*)

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トリジ先生

ですよね。文章って、実はあまりにも短過ぎると見にくい・読みにくいんです。なぜかと言うと、左端から右端まで読み終わるのが早すぎるからなんですよね。

「読む」ということは、当たり前ですが目線が移動しています。今回の例で言えば横書きなので左から右に向かって目線が動いていく。

その時に1行の長さが短過ぎると、左から右への移動があまりに早く終わり過ぎて、文章を読み進める時に何度も何度も左から右への目線の往復が発生してしまいます。これがすごく疲れてストレスを感じるんです。

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神楽くん

確かに!読むと目がキョロキョロしちゃって疲れます(*_*)

 

一行が長過ぎる場合

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トリジ先生

では今度は一行が長い場合はどうでしょう?これは読みやすいですか?

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神楽くん

…あれ?なんだか長いのもあまり読みやすくない気がしますσ(^_^;)

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トリジ先生

そう。実のところ、長過ぎるのも読みづらいんです。

一行が長いと、文章の左端から右端までの距離が非常に遠くなります。そうなると、目が次の行に移る時(=右端から1つ下の行の左端に移る時)に、どこに目を移動させれば良いかがわかりにくくなるんです。

つまり、どの行を読んでいたのかわからなくなって、目が迷子になっちゃうんですよね。

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神楽くん

なるほど、一行の長さは「短過ぎず、長過ぎず」じゃないといけないんですね(*_*)

適切な行の長さって、どれくらい?

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神楽くん

そうなると、適切な行の長さってあるんですかね?

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トリジ先生

やっぱりそこが気になりますよね。正直なところ、文字の大きさや字間(文字と文字との間の距離)の広さによっても違ってくるので、一概には言えません。

ただ、1つ意識しておくと良いポイントとしては、

・パッと早く読んでもらいたいもの⇒一行の長さを短めに
・じっくり時間をかけて読み込んでもらいたいもの⇒一行の長さを長めに

すると良いということです。例えば実際に刊行されている新聞なんかは、一行の長さが短め(十数文字程度)に設定されています。これは、

・朝の短い時間の中で、興味のある記事を短時間で読まなきゃいけない
・それ以外の記事はササッと斜め読みする

という人が多いので、そのような方々のために短めに設定されています。一方で小説とかは一行の長さが長め(35~40文字程度)です。これは、

・ストーリーをじっくり読み込んでもらい、小説の世界観に浸ってもらう

ために、意図的に編集者が長めに設定しています。なので、「どういう目的で、どのように読んでもらいたいか」によって行の長さの目安が変わってくると考えてもらえれば良いかなと思います。

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資料ごとに行の長さを使い分けよう

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神楽くん

ということは、ビジネスシーンで作成する資料も、行の長さの使い分けをしてあげると良いわけですね( ・∇・)

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トリジ先生

その通り!ビジネスシーンでは様々な目的で資料が作られます。なので資料ごとに行の長さは気を遣ってあげるといいですよ!

例えば、実績分析資料のサマリー以外の部分なんかは、細部までじっくり内容を読んで理解してもらいたいですから、一行の長さは少し長めに(25~35文字程度)してあげましょう。

またプレゼン用のPowerPointの資料なんかは、じっくり読み込むものではなくて視覚的にパッと理解してもらいたいものなので、一行の長さは短めに(10~25文字程度)すると良いですよ!

ただ前述の通り、実際には文字の大きさ等によっても変わってきますので、これはあくまでざっくりの目安と捉えてください。

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神楽くん

わかりました!これから作る資料も行の長さに気をつけてみます!

 

まとめ:細かなところにも配慮できれば資料もレベルアップ!

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トリジ先生

行の長さに気を配るだけでも、資料の読みやすさ・伝わりやすさは大きく変わってきます。

行の長さは意外と見落としがちな部分ではありますので、少し気を遣ってあげるだけでグンと資料の読みやすさ・わかりやすさがアップします。

ぜひ今回の内容をご参考に資料を作ってみてくださいね!

↓↓↓文字の見易さをアップさせるためのノウハウを知りたい方はこちら↓↓↓

文字の使い分け・フォント

絶対押さえよう!パワーポイントの文字を見易くする3つの条件をデザイナーがわかりやすく解説!

2018.07.10
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トリジ先生

もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。



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ABOUTこの記事をかいた人

1984年東京生まれ。 デザイナーであった親の影響もあり、学生時代からデザインに関心を持ち、デザインの中ですくすくと成長。大学卒業後は都内出版社に入社し、編集部で書籍やWebサービスの企画・編集・ディレクションを幅広く担当。その後経営企画部を経て独立し、株式会社トリッジを設立。 現在は、同社でWeb・グラフィックデザイン、メディア運営の事業を中心に展開しつつ、企業や個人向けにデザイン・資料作成の講師兼アドバイザーとしても活動。 “日本最大まなびのマーケット『ストアカ』”にて開催されているPowerPoint資料作成講座では、ストアカ全登録講師25,000人の中で2019年トップレビューを獲得(ユーザー平均満足度95%以上を現在進行形で獲得中)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス、2020年3月発行)がある。 趣味は、美味しいものを食べて飲んでケラケラ笑うこと♪