結局パワポの文字サイズって、いくつがベスト?答えは24ポイントだ!

当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
その中でも、プレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすい見せ方・作り方のノウハウをシリーズでお話ししていきたいと思います!
今回もとっても役立つ&すぐに明日から使える“極意”になってますので、ぜひお付き合いください٩( ‘ω’ )و
今回は、PowerPointで使う文字のサイズに関するお話です!
文字の見えやすさ(視認性)に関係する部分なので、下の記事と併せてお読みいただくと、さらに効果抜群です!
視認性に関する記事はこちら↓↓↓
目次
おさらい:フォントの違いによって、PowerPointの文字の「見えやすさ」が変わってくる
前回までの記事では、PowerPointの文字の形(フォント)についてお話ししていました。
フォントの違いによって、PowerPointでは見えやすさ(視認性)が大きく違ってくるということでしたね。
さらに、日本語のフォントは大きく分けて「明朝体」と「ゴシック体」があり、PowerPointではより視認性の高いゴシック体を使うべき、ともお伝えしました。
「ついウッカリ忘れちゃった!」という方は、ぜひ過去の記事もご覧ください٩( ‘ω’ )و
フォントの違いによって文字の見えやすさが変わるというのはご理解いただけたと思いますが、では「見えやすさ」って、フォント(文字の形)だけで決まるのでしょうか?
文字の「見えやすさ」は、形だけじゃなくて大きさももちろん影響します

神楽くんはどう思いますか?文字の見えやすさって、形だけで決まると思います?

…えーっと、どうでしょうね?(´∀`; )
小さい文字も見えにくいと感じますけど…そんな単純な話じゃないですよね?(´∀`; )ハハハ

いえ、大正解です。

えっ?…まじすか?(ラッキー)

そう、めちゃ単純なお話ですが、やっぱり小さい文字はPowerPointでは非常に見えにくいんですよね。
以前の記事でも触れたように、PowerPointは「大勢の人が遠くから見る」という、他のビジネス資料にはない特徴を持っています。
そのため、遠くに座ってる人は、小さい文字だと見づらいったらありゃしない。
ですので、見えやすさに影響する要素としては、
②文字の大きさ
が重要なファクターになっています。

まぁ、これくらいは誰でもわかりますから、神楽くんはちょっと正解を当てたからって、調子に乗らないようにしてくださいね。

…えっ?あ、ごめんなさい(上から目線で急にディスられる悲劇(´-`).。oO)
結局、PowerPointの文字って何ポイントがベストなん?

さて、文字の大きさも大切ということはわかったかと思いますが、そこで気になる点がありますよね?
「じゃ、何ポイントの文字サイズが良いの?」ってこと。

確かにそうですよね…何か基準ってあるんですか?(´∀`; )

神楽くんにしては良い質問が出てきました。

…えっ?あ、ありがとうございます(褒められてると見せかけてやっぱりディスられてる奇跡(´-`).。oO)
「これなら見えやすい」という基準となる文字サイズがわかってると、PowerPoint作りでも非常に役立ちますよね。
ただ、プレゼン時のシチュエーションによっても適切な文字サイズというのは異なりますので、一概には言えないのが正直なところです。
シチュエーションというのは以下のような要素です。
②聞き手の人数
③聞き手の年齢層←これ、意外と重要です
などなど。
ですので、本音を言えばその時その時で適切と思われる文字サイズを考えて、サイズも使い分けをするのがベターでしょう。

え~そこをなんとか!とりあえずの基準でもいいので教えてくださいっ(ノД`)

と、言われると思っていましたw
それでは一応の目安となるサイズをお伝えしますね。
24ポイント以上が「誰でも見やすい」レベル
PowerPointの特徴を考えると、基本的に文字は少し大き目の方がいいのはもう想像がつきますよね。
そこで目安ですが、24ポイント以上を1つの基準にしてみましょう。
これくらいだと、一般的には誰でも見やすいレベルであると言われています。
なのでこの辺りを目安にしてもらえればいいかなとは思います。
ただ、あくまでも目安です。先ほどお話しした通り、シチュエーションに応じて、柔軟に変更してくださいね。

私の感覚からすると、24ポイントだと少し小さいかなという印象もあります。私がPowerPointの資料を作るときは、だいたい28〜30ポイント以上にすることが多いかも?
なるべく大きめにする点はしっかり意識しつつ、適宜柔軟に考えていきましょう。
最低ラインは20ポイント
どうしても説明上、文字サイズを小さくせざるを得ないケースもあるかと思います。
そんな時でも、なるべく20ポイントは下回らないようにしましょう。
これ以下になってくると、遠くからPowerPointを見る聞き手の人は、かなり小さい印象を受け、見づらくて非常にストレスを感じます。
このストレスが内容理解の妨げ(プレゼンに集中できなくなる)に繋がっていきますので、20ポイントが最低ラインだと捉えておきましょう。

聞き手に年配の方が多い時は、少し大き目を意識!
先ほどシチュエーションの③であげましたが、プレゼンの聞き手に年配の方が多い時は、いつもより少し大きめのサイズにするよう心掛けましょう。
目を凝らして見なきゃいけない、というような状況は、とにかくプレゼンにとってマイナスです。
この辺りが柔軟に対応しなきゃいけないケースの代表例ですが、わかりやすい・伝わりやすいPowerPointを作る上ではとっても大事なところです。
各スライドのタイトル文字のサイズは小さくて良い

あと前から少し気になっていたんですが、各スライドのタイトル部分の文字サイズって、どれくらいが適切なんですかね?

これも良い質問ですね。
意外と大きい方が良いのでは?と考えている方が多いようですが、タイトル部分の文字は小さくて大丈夫です。
そもそも各スライドのタイトルというのは、聴衆の方々にとっての「道しるべ」として書かれています。
聴衆の方々は意外と「今って、何の話をしてるんだっけ?」とプレゼン中に“迷子”になることがあるので、プレゼンの“現在地”を示してあげるためにスライド最上部にタイトルを入れているわけです。
ということは、タイトル自体は主役ではないので、文字を大きくして目立たせる必要はないんです。
時々ちらっと見て、内容を理解できる程度でOK!むしろタイトルより下の部分が主役なので、そちらをなるべく大きく示してあげるようにしましょう。
目安としてはこちらも24ポイント程度と考えておきましょう。

なるほど!タイトルの意味合いを考えると、大きくする必要がないというのも合点がいきますね!

そうですね、あくまで主役はタイトルではなく、そこから下の部分。その部分をしっかり目立たせて伝えられるようにしましょうね。
まとめ:文字サイズも「聞き手目線」で考えよう!

常に“聴衆の方々の目線”を持って見やすさを意識していきましょう。
以上、PowerPointの適切な文字サイズについて、ご参考になりましたでしょうか?
記事のタイトルで「ベストサイズはこれ!」的なことを書いていますが、実のところシチュエーションによって適切なサイズは違うので、はっきりとした基準が言えないのが事実です…ごめんなさい…。
ただ1つの目安として「24ポイント以上」というのを意識してPowerPointを作れば、一定ラインの見やすさはキープできるのではないかと思います。
あとはシチュエーションに応じて臨機応変に、柔軟にサイズ変更をしていきましょう。
やっぱり他のビジネス資料も同じですが、PowerPointの文字サイズについても、「資料を見る人の気持ち・目線で、見やすいかどうかを考える」というのが大事ということですね。
それでは今回はここまで!
次回は文字編の最後、「文字の強調の使い分け」についてお伝えします!お楽しみに~٩( ‘ω’ )و
↓↓↓次回の記事はこちら↓↓↓

もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。