【詳細解説】パワーポイントで文字の縁取りを行う方法!袋文字を綺麗に見やすくするやり方もわかりやすく紹介!

 

当ブログでは、ビジネスシーンで“誰でも・手軽に使える”デザインノウハウ・テクニックをお伝えしています。

今回はパワーポイントで文字に「縁取り」をしたいときのお話。PowerPointって、実はあまり縁取りが得意ではありません。でも綺麗に見せるやり方はいくつかあるので、そのポイントと具体的なパワーポイントでの操作方法をお伝えしていきます!

■■この記事で学べること■■

  1. 文字の縁取り(袋文字)とは?
  2. 文字の縁取りを行うメリット
  3. パワーポイントが文字の縁取りが苦手な理由
  4. パワーポイントで手軽に文字を縁取る方法
  5. (少し手間がかかるけど)パワーポイントで綺麗に文字を縁取る方法

パワーポイントで「文字の縁取り」をしよう

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トリジ先生

さて、今回はPowerPointで「文字を縁取る」時のポイントや具体的な方法についてお話ししていきますよ。

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神楽くん

文字の縁取りですか!確かに資料のデザインによっては縁取りしたい時ってありますよね!でも縁取る時に、何かポイントってあるんですか?

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トリジ先生

はい、実はいくつかポイントがあるんです。押さえておいた方がいいポイントと、あとは実際のパワポでの縁取り方を何パターンか共有したいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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神楽くん

ありがとうございます!よろしくお願いします!

「文字の縁取り」とは?

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トリジ先生

そもそも「文字の縁取り」とはどういうものを指すのか、最初におさらいとして確認しておきましょう。

「文字の縁取り」という言葉はこれまでも聞いたことはあるのではないでしょうか。これは文字の装飾の一種で、一般的には文字の外周(輪郭)に、線・色を入れることを指します。

また、文字を線・色が包み込むような形になることから、文字の縁取りは別名「袋文字」とも言われています。どちらもよく使われる呼び方なので、併せて覚えておきましょう!

文字の縁取りとは?

文字の縁取りを行うメリット

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神楽くん

トリジ先生、「文字の縁取り」が文字装飾の1つだということはわかるんですが、文字を縁取ることのメリットって、何かあるんですか?

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トリジ先生

良い質問ですね、もちろん文字の縁取りを行うメリットはありますよ。主なものとしては、画像やイラストの上に文字を重ねたときに文字が見やすくなることが挙げられます。

パワーポイントなどでプレゼン資料を作っているときに、画像やイラストの上に文字を重ねたい!というケースもありますよね? ただ、そのまま画像の上に文字を重ねてしまうと、画像内の色と文字の色が重なってしまい、文字が非常に見づらくなることがあります。

たとえば下の画像の場合、上から黒い文字を重ねても、白い文字を重ねても、どちらでも見づらい部分ができてしまうことに。

画像の上に文字を重ねただけだと見づらい例
画像の上に文字を重ねただけだと見づらい例

そんなときに文字の縁取りを行うと、文字の外周(輪郭)の線・色によって画像の上でも文字が見やすくなります。文字が見づらくなってしまった先ほどの例を、以下のように縁取りして修正してみると、こんな感じ。一気に文字が綺麗に・見やすくなりました!

文字の縁取りを使うと画像の上に文字を重ねても見やすい
文字の縁取りを使うと画像の上に文字を重ねても見やすい
dummy
神楽くん

なるほど! 文字と画像を重ねるときは縁取りがすごく便利なんですね!

「綺麗で見やすい縁取り」にするためのポイントは?

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トリジ先生

続いて、パワーポイントに限らず「文字の縁取りを綺麗に見せるときのデザインのポイント」をお伝えしておきますよ。ポイントとしては、「縁を太めにとる」ことです。

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神楽くん

ふ、太めですか?意外です、俺は細くした方がいいのかと思ってました…。

あくまでケースバイケースにはなってしまいますが、縁は太めに取った方が、意外とデザイン的に綺麗に見えることが多いです(筆者のデザイナーとしての経験談)。

例えば、下の画像の例だと文字の周りに白い縁がとられていますが、かなり縁が細め。これだと線の弱さが出てしまい、背景の画像と重なった時に見えづらくなります。しかも若干「素人っぽい」印象になってしまったり…。

文字の縁取りは細いと綺麗に見えない

一方で縁をもっと太くしてあげると、一気に綺麗に見やすくなったり、デザインとしてのしっかり感や「プロの仕上がりっぽさ」が出てきたりします。

文字の縁取りは太い方が綺麗に見える

あくまで本当にケースバイケースではありますし、デザインの目的などによっては意図的に細くした方がいい場合もありますが、ただ太めの縁取りにしてあげた方が「ビジネス資料のデザインとしては、綺麗に見えることが多い」という風には捉えてOKでしょう。

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神楽くん

なるほど、確かに太い方が綺麗だし見やすく感じます!

【基本編】パワーポイントで手軽に文字の縁取りを行う方法

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トリジ先生

続いては、実際にパワーポイントで文字の縁取りを行う方法を見ていきましょう。まずは最も手軽に文字を縁取るやり方からいきますよ。

パワーポイントでは文字の縁取りを行う方法が複数あります。その中でも最も基本的な方法は、「文字の輪郭」という機能を使うやり方です。非常に簡単・手軽に縁取りができるので、まずはこのやり方を押さえておきましょう。具体的なパワーポイントでの操作手順は、以下をご参考ください。

  1. 縁取りを行いたいテキストを選択する。
  2. 「文字の輪郭」機能の使い方
  3. 「図形の書式設定」タブ→「文字の輪郭」→「太さ」の順に選択していき、任意の数値を選ぶ。
  4. 「文字の輪郭」機能の使い方
  5. すると、文字の外周に輪郭が入り、縁取りができる。
  6. 「文字の輪郭」機能の使い方
dummy
神楽くん

この方法はとっても簡単ですね! 覚えておきます!

パワーポイントは太い縁取りをするのが「苦手」

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トリジ先生

ただ実のところ、この「文字の輪郭」機能を使った縁取りは、あまりおすすめしていません。

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神楽くん

え、おすすめじゃない? どういうことですか? 教えてください!

dummy
トリジ先生

実はこの方法で“綺麗で見やすい縁取り”になりやすい「太い縁取り」をしようとすると、文字が潰れてしまうんですよ。

「文字の輪郭」機能を使うと、前述のとおり非常に簡単・手軽に文字の縁取りを行うことができます。ただし、この方法で縁をもっと太くしようとすると、太さの線のポイント数をあげていく形になりますが、これだと文字の内側まで外周の線が広がってきてしまい、下の画像のように文字が潰れてしまいます

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dummy
トリジ先生

これだと見栄えがすごく悪くなりますし、最悪の場合、文字が読めなくなってしまいます。パワーポイントは「太い縁取りをするのが苦手」なんです。

dummy
神楽くん

なるほど、パワーポイントって簡単には太い縁取りを表現できないんですね。残念…。

【応用編】パワーポイントで「綺麗な文字の縁取り」をする方法

でもご安心を! ちょっと一手間かかってしまいますが、パワポで綺麗な太い縁取りをする別の方法があるので、今回それを2つご紹介したいと思います。

「光彩」機能を使う

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トリジ先生

まず最初は「光彩」の機能を使う方法です。これは厳密には縁取りとはちょっと違いますが、見栄えとして縁取りに近いので、まずこの方法を押さえておきましょう。

パワーポイントには、「光彩」(ソフトエッジともいう)という機能があります。これは文字の周りに柔らかい色のぼかしのような、光を纏わせる機能です。これを使うと、文字の縁取りと似たような見栄えを作り出すことができます。

  1. まず縁をつけたいテキストを選択し→【図形の書式】タブをクリック。
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  3. 「文字の効果」→「光彩」→「光彩のオプション」を選択。
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  5. 立ち上がった「図の書式設定」パネルの中で、「色」の項目で白を選択(他の色の縁取りにしたい場合は、任意の色に替えてください)。すると、文字の周りに白いふわっとしたボカシが入る。
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  7. 現れたボカシを太くするために、ポイント数を大きくする(今回は15ptに設定。もっと太くしたい場合は数値をさらに大きくしてください)
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  9. 「透明度」の数字をゼロまで持っていき、ボカシの色を濃くする。
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  11. 完成!
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dummy
トリジ先生

あくまで光彩という効果を使っているだけなので、やはり外周の線がふわっとボケてしまい、厳密な「縁取り」にはなりません。ただ、「文字の輪郭」機能を使うよりは断然綺麗に見えますよ。

2つのテキストを重ね合わせる

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トリジ先生

あともう1つの方法ですが、こっちは正直少し手間がかかります。ただ、完成形としてはかなり綺麗な、理想に近い縁取りになりますよ!

そのちょっと手間がかかるもう1つの方法は、「2つのテキストを重ね合わせる」というもの。作業時間に余裕がある方や、パワポの操作に慣れている方は、この2つ目の方法がすごくお勧めです。

具体的なパワーポイントでの操作方法は、以下を参考にしてみてくださいね!

  1. 縁をつけたいテキストを選択し、そのテキストを複製する。
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  3. 複製したテキストを選択→「図形の書式」タブの中の「文字の輪郭」をクリックして、その中から「太さ」の項目の一番下にある「その他の線」を選ぶ。
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  5. 「図形の書式設定」パネル内の「文字の輪郭」にある「線(単色)」を選択→「色」を白にする。
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  7. 「幅」を20ptに変更する(もっと太くしたい場合は数値をさらに大きくする)。この段階で、複製した文字は潰れてしまうが、そのままでOK。
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  9. 複製したテキストを選択した状態で、右クリック→「最背面に移動」を選び、一番下の位置に移動させる。
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  11. 一番最初の元のテキストの下に、複製したテキストを移動させて重ね合わせる(元のテキストにぴったり合うように、複製したテキストを重ね合わせる)。
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  13. 完成!
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トリジ先生

この方法ならかなり綺麗な縁取りがパワポでも作れます。ちょっと一手間かかってしまいますが、より文字の見栄えを重視したいとき、綺麗に縁を取りたいときは、この「2つのテキストを重ね合わせる」方法がお勧めです。

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神楽くん

おお!プロのデザイナーさんが作ったような見栄え!確かにこれならすごく綺麗な太い縁取りができますね!すぐ試してみます!

YouTubeで今回の記事の内容を見たい方はこちら!

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トリジ先生

今回の内容を動画で見たい方は、当ブログ筆者がYouTubeチャンネル『ビズデザ』でも詳しく解説しているので、こちらも併せてご参考ください(チャンネル登録もしていただけると、中の人は飛び跳ねて喜ぶそうです)

まとめ:パワーポイントで太い縁取りをするなら、手間を惜しまない!

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トリジ先生

パワポで太い縁取りをするには、意外と手間がかかります。ただその一手間が、よりデザイン性・クオリティを高めてくれますよ。

文字の縁取りというと簡単なことのように聞こえますが、パワーポイントでは意外と難しい…(AdobeのPhotoshopなどのアプリケーションならめちゃくちゃ簡単なんですけど笑)。ただ、一手間かけてあげればすごく綺麗で見やすい縁取りをすることができます。

デザイン性の高い資料を作りたいときはもちろんのこと、パワポでバナー画像やYouTube用のサムネイルを作りたい時などにも使えるテクニックなので、ぜひ色々な場面で活用してみてくださいね!

dummy
トリジ先生

あと、パワーポイント資料の作り方・デザインで困ったときは、以下の本もおすすめです。デザイン初級者の方向けに、ビジュアルでわかりやすく体系的にまとめられていますよ。

dummy
神楽くん

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当ブログ「ビズデザ(旧「Are you Designer? No, I'm...」)の中の人が、ついにYouTubeチャンネル『ビズデザ』を開設し、パワポの作り方をはじめとしたデザインノウハウの共有を始めました!


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ABOUTこの記事をかいた人

エディター・グラフィックデザイナー。オウンドメディアの記事編集やクリエイティブ制作を中心に行いつつ、デザイン・資料作成の研修講師兼アドバイザーとしても活動中。 パワーポイント資料作成の企業研修実績も多数(延べ1,000人以上にレクチャー)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス発行)がある。