デザイン系の職業の中でも人気なのが「Webデザイナー」。筆者も普段はグラフィックデザインとWebデザインの両方を行なっていますが、よく友人・知人から「Webデザイナーに転職したいんだけど、実際どうなん?」みたいなことを質問されます。
特によく聞かれるのが「Webデザイナーって独学でもなれる?やっぱり学校に通った方がいいの?」ということ。この質問は本当に多い笑。個人的な結論から話してしまうと、私は「なるべくWebデザインの学校・スクールは通った方がいい」と考えています。なぜならスクールに通った方が絶対に将来的なメリットが大きいからです。
そこで今回は、現役のWebデザイナーとしても活動する筆者が、おすすめのWebデザインスクールをご紹介したいと思います。Webデザイナーの基本的な仕事内容や必要なスキル、スクールに通うメリットなども併せてまとめてみたので、Webデザイナーに転職を考えている方、スクールに通うかどうか迷っている方など、デザイン関連のお役立ち情報として参考になれば幸いです。
- Webデザイナーの仕事内容
- Webデザイナーに求められるスキル・知識
- Webデザイナーの魅力
- Webデザインスクールに通うべき理由
- おすすめのWebデザインスクール
- 株式会社トリッジ代表取締役 / デザイナー / コンテンツディレクター
- グラフィック・WEBデザインやオウンドメディアの運営サポート・ディレクションを手掛けつつ、パワポ資料作成の研修講師兼アドバイザーとしても活動中。パワーポイント資料作成の企業研修実績も多数(延べ150社以上、2,000人以上にレクチャー)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス発行)がある。
Webデザイナーについて
おすすめのWebデザインスクールの紹介に入る前に、そもそものWebデザイナーの仕事内容や必要な能力、職業としての需要など、基本事項を整理しておきます。
Webデザイナーの仕事内容
まずWebデザイナーの仕事内容を確認しておきます。Webデザイナーの主な業務内容は、簡単に表現してしまえば「Webサイトのデザインを制作すること」です。クライアントから要望を伺いつつ、サイトの目的を実現できるよう全体の構成を検討し、使い勝手が良い・魅力的なデザインを制作するわけですね。

ただし、「Webサイトのデザインを制作する」とひと言で言っても、実のところその“業務の範囲”は案件や会社によって結構異なります。主な業務範囲としては、以下のものが挙げられます。
- ヒアリング・企画・構成検討
- サイトデザイン(UI・UXの設計・制作)
- コーディング(プログラミング)
- ビジュアル素材作成(サイト内に掲載する画像・バナー等)
- サイト内のコンテンツ制作
- SEO対策
私もWebデザインのお仕事をこれまでたくさん行ってきましたが、業務内容・範囲はいつもバラバラです笑。たとえば、企画・構成検討〜デザイン・コーディングまで行う案件もありますし、デザインのモックアップ制作(サイトの外見・ビジュアルデザインを表現したサンプル)のみの案件もよくあります。少数精鋭で進めていくケースや低予算案件の場合はWebデザイナーが担う業務範囲が広くなるイメージでしょうか。
一方、プロジェクトメンバーが多い・高額予算案件の場合は業務範囲が狭くなることが多い印象です。特に「コーディング」は専門のプログラマーさんが担ったり、コンテンツ制作・SEO対策(コンテンツSEO)は専門のライターさんが担うことが多いからです。
そのため案件・会社によって業務範囲にバラツキがあるのは事実ですが、Webデザイナーとして求められる業務内容・範囲としては結構広いので、その点は事前に認識しておきましょう。
Webデザイナーに必要な能力・知識
このようにWebデザイナーは意外と業務範囲が広いので、それに伴って幅広い能力・知識も必要になります。たとえば、Webデザイナーに求められる主な能力・知識としては、以下のものがよく挙げられます。
- Web全般に関する基礎知識
- HTMLやCSSなどのサイト構築に関する基礎知識(CSSの知識含む)
- デザイン全般に関する基礎知識
- Webデザイン特有の基礎知識
- デザイン制作を行う上でのソフトウェア(Adobe製品など)の操作スキル
- SEOの知識
- マーケティング(特にデジタルマーケティング・Webマーケティング)の基礎知識
- プロジェクトマネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
- 問題や課題の分析・思考スキル(クリティカルシンキング) など
デザイン全般に関する知識に加えてWebデザイン特有の知識も必要になりますし、Webやサイト構築に関する知識ももちろん必要になります。また、基本的なビジネススキル(コミュニケーションスキルやプロジェクトをマネジメントするスキルなど)も必ず必要になってくるので、かなり実務的な能力が求められる職業だと言えるでしょう。
Webデザイナーの魅力(メリット)
次にWebデザイナーとして働く魅力(メリット)について整理しておきます。Webデザイナーは人気の職業ですが、人気が高いのには以下の理由があるからです。
- 需要が多い
- Web制作に関する専門的な知識・スキルやキャリアを得られる
- デザインに関する専門的な知識・スキルやキャリアを得られる
- マーケティングに関する知識・スキルを身につけられる
- 働く場所や時間の制約が少ない
- キャリアを積むことで独立が可能になる
- 副業としても取り組みやすい
Webデザイナーは需要が多く、それに対して必要な知識・スキルが身につけられるため、“食いっぱぐれにくい”ことがまず大きなメリットでしょう。
また働く上での場所・時間の制限が少ない点も大きな利点です。在宅ワークもしやすいですし、勤務時間もある程度の自由がききます。そのため、お子さんをお持ちの主婦・主夫の方々からも職業・副業として人気を集めています。
なお、メリットとして「Webデザイナーは人間関係の悩みが少ない」というのもよく見かけますが、筆者個人的にはその考えには賛同できません。私もWebデザイナーとして色々とお仕事を受けてきましたが、実際に人間関係にはたくさん悩んできましたから笑。

Webデザイナーもクライアントやプロジェクトメンバーなどと密にやり取り・コミュニケーションを取らなければいけないので、その点は他の業種・職業と同じ。「人間関係に悩みたくないからWebデザイナーになる!」という考えは、少し注意が必要だと私は思っています。
Webデザイナーの需要・将来性
Webデザイナーの将来的な需要についても整理しておきましょう。
Webデザイナーの需要増が予想されている理由
需要を紐解く上でヒントになるのは、まず「IT人材の不足」です。実のところIT業界全体において将来的な人材不足が懸念されています。経済産業省「IT人材需給に関する調査」(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf)によると、IT人材の需要と供給との間のギャップは年々広がりつつあり、人材不足の数は右肩上がりで上昇し、2030年には最大で79万人もの不足があると予想されているんです。
そのためIT人材の一角を担うWebデザイナーも供給が追いつかなくなることが容易に想像され、将来的にも大きなチャンスに恵まれることが考えられます。
またもう1つWebデザイナーの需要を紐解く要素となるのが「インターネット広告の需要増」です。日本のインターネット広告媒体費も増加の一途を辿っており(株式会社電通「2022年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」より)、世界を見ても2023年のデジタル広告費は7.2%もの伸長を記録。しかも全体の広告費の半数以上(57.1%)がデジタル広告費を占めています。
インターネット広告というものは、そのほとんどがWebサイト(ECサイト等含む)と連動して行われるマーケティング施策です。そのためインターネット広告の需要が伸びるということは、Webデザイナーの仕事・需要増にも直接的に繋がってくると言えます。
このような事実から、Webデザイナーの需要自体は今後も伸び続けると予想ができます。
Webデザイナーの仕事はAIに代替される?
しかし、近年は高度なAI技術の台頭等によって、「Webデザイナーの仕事がなくなる」という声も時々耳にしませんか?
確かにこの声も間違ってはいません。簡単に美しいWebデザインが組めるソフト・ツールも出てきましたし、Chat GPTに代表されるような高度なAIを使うことで、簡易的なサイトのコーディングまで瞬時に行うこともできるようになってきましたからね。

ただ、かと言って私はWebデザイナーの仕事がなくなるとは考えていません。なぜなら、現在のWebデザイナーに求められる要素は非常に多岐に渡るからです。
ユーザーの深層心理や細かな興味関心を踏まえた機能の実装、多様に絡み合うマーケティング施策の中でWebサイトが担う役割の理解とそれを反映したデザインの制作、さらにはクライアントからの細かな要望の汲み取り・反映など、いくら高度に発達したAI技術やツールがあっても、まだまだ人が関わらなければ本質的に成果の出るWebサイト・デザインは作れないんですよね。これは実際にWebデザイナーとして今も現場に立っているからこそ、私がリアルに実感している事実。
もしかしたら遠い将来(数十年先?)には今よりも人が関わる領域は少なくなるかもしれませんが、その時はおそらくWebデザイナーだけでなく、ほとんどの仕事がAIに代替されているはずです。そのため筆者個人の考えとしては、当面の間はWebデザイナーの需要も伸び続けるし、仕事も無くならないと予想しています。もちろん未来のことなので、絶対はあり得ませんが笑。
Webデザイナーが向いている人
あとWebデザイナーという職業はどんな人に向いているのか、いわゆる適正についても触れておきたいと思います。
筆者個人の経験も踏まえて、Webデザイナーが向いている人・向いていない人を整理すると、主に以下のように分かれるでしょう。
- モノづくりが好きな人
- イメージをデザインで形にするのが好きな人
- ロジカルシンキングが得意な人
- 最新のトレンドなどへの興味関心が高い人
- PC作業が苦にならない人
- コミュニケーションが苦手な人
- 抽象↔︎具体の思考が苦手な人
- 地味・細かな作業が苦手な人
読者の皆さんはどちらに当てはまりましたか?
Webデザインスクールをお勧めする理由
Webデザイナーになる上で、多くの人が悩むであろうことは「Webデザインのスクール・学校って通った方がいいの?」ということではないでしょうか(実際にこれはよく質問されます)。この悩みに対して、私は「スクールは通うべき」と考えています。これには理由がちゃんとあって、以下の4点を重要視しているからです(詳細は下に続きます)。
- 習得すべき基礎スキルが多いから
- プロ(現役デザイナーなど)に相談できるから
- 卒業後の案件獲得のフォロー・サポートもしてくれるから
- 怠けづらくなるから
1. 習得すべき基礎スキルが多いから
まず1つめの理由は「Webデザイナーは習得すべき基礎スキルが多いから」です。前述の通り、Webデザイナーの業務範囲は非常に広く、それに伴って求められるスキルも多岐に渡ります。そのため、独学で全てをフォローするのは想像以上に難しいのです。

私はデザイナーとして発注を受ける側だけでなく、発注を行う側の立場も多数経験していますが、世の中には“自称Webデザイナー”みたいな人が結構いるんですよね。そういう人に依頼すると正直使い物にならないサイトが出来上がることも多いんですよ…(←失礼な言い方になってしまいすみません)。
そして、そういう人って私の経験ではほとんど独学組です。基礎を学んでいないから、最低限守るべきデザインのルールすら守られておらず、とっ散らかったデザインになっていたり、使いづらいUIになっていることも多いんですよね。基礎は本当に大切。
安定的に案件を受けていけるWebデザイナーになりたいなら、絶対求められるスキルの基礎をしっかりプロから学ぶべきなので、そのような意味でもWebスクールへの通学は必要だと考えています。
2. プロ(現役デザイナーなど)に相談できるから
2つめの理由は「プロ(現役デザイナーなど)に相談できるから」です。スキルを学んでいく中で、必ず「ここがわからん…」という壁にぶつかるはずですが、そんな時に独学だと解決までに結構時間がかかることも多いんですよね(Webで調べてもドンピシャな回答ってなかなか見つからないので)。
そういう時にスクールに通っていれば、現役のWebデザイナーさん・講師の方にわからない部分をピンポイントで相談できたりするので、スキルの習得が圧倒的に早くなります。特にコーディングスキルなどは、1つのことを理解できずにつまずいてしまうと、その後の工程が全く進まなくなることも多いので、「悩みを素早く解決する」というのは非常に重要です。この点もスクール・学校に通うことの大きなメリットと言えるでしょう。
3. 卒業後の案件獲得のフォロー・サポートもしてくれるから
あと、スクールによっては「卒業後の案件獲得のフォロー・サポートまでしてくれる」ところもあるので、これもめちゃくちゃ大きいんですよね。
独立するとよくわかるんですが、最初一番困るのはシンプルに「仕事が取れない」ということです。独立後は実績もない状態なので、“前職や知人のコネ”などでもない限り、全く仕事が取れないという状況に陥りやすい、というよりほぼ確実にそうなります笑。私も会社設立当初は本当に営業で悩みました…。

でもWebデザイナーのスクールの中には、卒業後に「必ず案件を斡旋してくれる」というようなサポートをしている学校もあって、これが本当にありがたいサービスなんですよね。これは「お金がもらえる」ことがありがたいのではなく、「実績(Webデザイナーとして仕事をしたことがあるという証明)がもらえる」ことがありがたいのです。
仮に1〜2件でも実績が積めれば、次から自分で営業をしていく時にも非常にアピールしやすくなるし、クライアントからの評価も明らかに高くなります。クライアントは実績によって「この人は信頼できる人なのか」を判断することがほとんどですから。
独学の場合だと最初の案件を取るのに本当に苦戦するので、「卒業後の案件獲得のフォロー・サポート」もスクールに通う大きなメリットと言えます。
4. 怠けづらくなるから
あとスクールに通うメリットとして挙げられるのは「怠けづらくなるから」ですね。これは個々人の性格にも大きく左右されますが笑、やっぱり独学だと「今日はちょっとお休みしようかな…」などという気の緩みが起きやすいじゃないですか。あと勉強のペースも掴みづらいので、余計に怠けやすくなるんですよね。
でもスクールに通っていれば、しっかりとしたカリキュラムが組まれていますし、目標も立てやすいので、気の緩みが出づらくなります。また課題の提出などもあるので、「〜までに〇〇をやっておかなきゃ!」というように計画的なスキル習得が可能です。
性格的に「自分は怠けやすいからな…」という人は、特にスクールへの通学はお勧めです。
Webデザインスクールの選び方のポイント
Webデザインスクール・学校を選ぶときのポイントもまとめておきます。数あるスクールの中から自分に合ったところを選ぶ際のポイントは以下の5点をまずは参考にすると良いでしょう(詳細は後述)。
- 通学型かオンライン型か
- 料金
- マンツーマン指導があるか
- 卒業後のサポート(案件紹介等)があるか
- 入学前に無料体験・相談会があるか
1. 通学型かオンライン型か
まずスクール・学校選びのポイントとして大切なのは「通学型のスクールなのか、オンライン型のスクールなのか」です。Webデザイナーを目指す人の中には“転職組”も多いと思いますが、その場合日頃仕事をしながら勉強をしないといけないので、時間の融通が利きやすいスクールの方が圧倒的に好都合です。
その場合、通学型よりもオンライン型の方が受講スタイルの幅が広いことが多い(録画動画の視聴による受講が可能など)ので、Webデザイナーへの転職を目指している人はオンライン型の方が通いやすいでしょう。また主婦の方で日中にまとまった時間が取りにくいというケースも、オンライン型が向いていますね。

まだ学生さんで時間の融通もつきやすいという場合は通学型でも全く問題ないので、日頃の「時間の拘束状況」を考慮して、通学型かオンライン型かを選ぶと良いのではないでしょうか。
2. 料金
「料金」ももちろん大切なポイントです。ただし正直なところ、Webデザインスクールも料金に関してはピンキリで、かなり安価な学校もあれば、年間でみると結構高額な料金設定のスクールもあります。これはサービス・サポートの内容による違いによるものなので、一概にどちらが良い・悪いということではないんですよね。
そのため、「安い方がいい」とか「高ければ安心」ということではなく、大切なのは“サービス・サポート内容に対して適切な料金設定になっている”ということ。つまり費用対効果が高いかどうかということですね。
特に後述する「卒業後の案件紹介」などはかなり高付加価値なサービスなので、そういったものまでサポートしてくれるスクールであれば、ある程度金額が高くても払う価値があるかもしれません。ご自身の懐事情とサポートの内容によって、料金の落とし所を決めるのが良いでしょう。
3. マンツーマン指導があるか
また「マンツーマン指導があるかどうか」もスクール選びにおけるポイントになるでしょう。動画による講義を見るだけの“完全受け身”形式のスクールも中にはありますが、せっかくスクールに通うのであれば、講師からリアルタイム・マンツーマンで教われる方がスキルも身につきやすいのは明白です。
そのためより早く・確実にスキルを身につけたい場合は、マンツーマン指導があるスクールを選ぶと良いでしょう。

ただし、動画による講義を見るだけの“完全受け身”形式のスクールが悪いということでは決してありません。人によっては「自分のペースでゆっくり学んでいきたい(その方が向いている)」というケースもあるでしょうし、仕事やプライベートの予定の関係で「夜間しか受講ができない」という方もいると思うので、そういった方々にとっては受け身形式のスクールの方が都合が良いはず。
あくまで自分のライフスタイルやスキル習得の目標スピードなどを考慮した上で、マンツーマン指導が必要かどうかを選ぶと良いのではないでしょうか。
4. 卒業後のサポート(案件紹介等)があるか
そして筆者個人的にすごく重要だと考えているのが「卒業後のサポート(案件紹介等)があるかどうか」です。Webデザイナーとしての知識・スキルは、極端な話、誰であっても習得可能です(時間と効率を考慮しなければ)。
でも、先に書いた通り一番大変なのは「独立後に仕事を取ること」。これは私を含めて、独立を経験した人なら全員共感してもらえるはず。それくらいに最初の1件の仕事を取るのが本当に、本当に、本当に大変なんですよ…笑。クライアントからしてみれば、実績もない・名前も知らない・よくわからない人に、いきなり「仕事を依頼したい!」なんて思うはずないですから、当然のことなんですけど。

引用:ワナビーアカデミー公式HP
だからこそ、Webデザイナースクールの方で卒業後に案件紹介をしてくれるかどうかって、めちゃくちゃ大事です。1件案件を紹介・斡旋してくれるだけでも、独立後の仕事獲得の確度が全然違ってくるので、個人的にはこの「卒業後のサポート(案件紹介等)」は一番大切なポイントだと考えています。
5. 入学前に無料体験・相談会があるか
最後のポイントは「入学前に無料体験・相談会があるかどうか」です。スクールによっては、自分のライフスタイルと合わない、自分が求めていた内容と違う、ということもあり得ます。そのため、無料体験や相談会があれば、事前に自分に合っているかどうかを確認できるので、スクール選びの失敗を避けられるようになります。
どのスクールを選ぶにしても資料請求するのは当然のこととして、加えて無料体験・相談会があるかどうかも、きちんとチェックしておきましょう。
現役デザイナーがお勧めするWebデザインスクール6選
最後に、現役のグラフィック・Webデザイナーの筆者がおすすめするWebデザインスクールをご紹介したいと思います。多くの実績・信頼度の高いスクールを厳選してご紹介しているので、前述の「Webデザインスクールの選び方のポイント」と照らし合わせながら、皆さんに合ったスクールが見つかれば幸いです。
- デジタルハリウッドSTUDIO
- ワナビーアカデミー
- 東京デザインプレックス研究所
- デザスタ
- DMM WEBCAMP
- Famm
1. デジタルハリウッドSTUDIO
「デジタルハリウッドSTUDIO」は、Web制作会社として高い知名度と実績を誇る株式会社LIGが運営するWebデザイン・動画編集スクール。
同スクールにはWebデザイン・Webデザイナー専攻コースがあり、そこでは現役プロ講師の指導で最新のWebデザイン、コーディングスキル、マーケティングノウハウなど、現場で即戦力となるスキルが身につけられるようにカリキュラムが組まれています。
単に「デザインができる」「Webサイトが作れる」だけのWebデザイナーではなく、マーケティングノウハウまでフォローしてくれるのが素晴らしいですよね。意外とこの部分って見落とされがちですが、実際のWebデザインの仕事の現場ではマーケティングの知識は必須なので、そのような意味でも実践的な学習ができる点は、同校の大きな強みと言えるのではないでしょうか。
未経験からWebデザイナーを目指す社会人・大学生にらおすすめのスクールです。
Go to page → https://liginc.co.jp/studioueno/web_designer
2. ワナビーアカデミー
「ワナビーアカデミー」は、”実践”に重きを置いた即戦力のWebマーケター・Webデザイナーを養成するスクール。実践特化型カリキュラムを展開しており、学びの段階から実務経験を積むことができるのが特徴です。
特にWebデザインコースでは、LPやバナー制作を基礎から学べるカリキュラムが用意されているのはもちろんのこと、実際に案件獲得に関わるマーケティングスキル・ノウハウまで一緒に習得できるようになっています。
しかもワナビーアカデミーでは「卒業後1ヶ月以内に企業案件の獲得を保証してくれる」のも嬉しいポイント。独自の『Wannabe Work』という案件紹介システムがあるので、その後の継続的な案件紹介のサポートも可能になっています。
「独立した後にお仕事がもらえるか不安…」という人におすすめのスクールです。
Go to page → https://shareway.jp/wannabe_web/webdesign_course/
3. 東京デザインプレックス研究所
「東京デザインプレックス研究所」は、次代のプロフェッショナルデザイナーを育成する“東京発コンテンポラリーデザインの複合型教育機関”。2012年に開講後、現在は7,000名超の学生が会員として在籍している大きなスクールです。
様々なデザイン領域の授業・専攻が展開されていますが、中でもWebデザインの領域は「WEBクリエイティブ専攻」。本専攻ではビジネス的視点を持つ即戦力Webクリエイターを育成することを目指しており、高品質なWebサイトデザインを実現する「ビジュアルデザイン/情報設計/インタラクション表現」や、Webビジネス領域で重要となる「UIデザイン/Webマーケティング/Webディレクション」などが学べます。
東京デザインプレックス研究所では少人数制・対面形式の授業を実施しており、講師も現役トップデザイナーが担当しているので、内容も非常に実践的。Webデザインの本質〜実践的スキルまで“広く、深く”学ぶことができるので、「本物」を目指す人に最適なスクールです。
Go to page → https://www.tokyo-designplex.com/wc/
4. デザスタ
引用:デザスタ公式HP
「デザスタ」は、未経験でも安心して取り組めるマンツーマン型のWebデザイナー育成スクール。オンライン型学習・少人数制(毎月3〜4)という特徴を活かし、一人ひとりに向き合った濃密なサポートを受けることができます。
講師は全員現役のデザイナー・エンジニアで構成され、現場を意識した実践的なノウハウやスキルを学ぶことができるのも嬉しいところ。
また、サポート・授業のフォローが手厚いのもデザスタの特徴です。24時間対応のサポートが用意されているため、仕事が終わった後など自分のライフスタイルに合わせてわからないところをチャットで質問できたり、授業以外でも講師と個別にZoomでフォローしてもらうことも可能になっています。
「Webデザイナーへの転職を考えている、でも今の仕事が忙しくて夜しか勉強ができない!」という人にぴったりなスクールでしょう。
Go to page → https://dezasuta.com/
5. DMM WEBCAMP
「DMM WEBCAMP」は、あのDMMは運営母体のオンラインITスクール。専属講師(現役エンジニア等)によるマンツーマンの学習サポートと確実に上達できる独自メソッドにより、即戦力のスキルを身につけられるスクールとして人気を集めています。
当スクールでは様々なコースが展開されていますが、もちろんWebデザイナーを目指す人向けに「Webデザインコース」も用意されています。
特に特徴的なのは、“最短8週間”で働きながらでも副業できるWebデザインのスキルが身につく点。完全オンラインで、24時間質問OK・マンツーマンサポートとフォローが充実しているので、短期間でもWebデザイナーとして必要な能力を伸ばすことが可能です。また、副業でWebデザイナーの仕事も行っていきたい人には、卒業後も隔週開催の相談会で現役技術者に質問可能にもなっています。
大手が運営しているという安心感や、短期間で集中的にスキルを身につけられる点に魅力を感じる人は、「DMM WEBCAMP」は有力な選択肢になるのではないでしょうか。
Go to page → https://web-camp.io/courses/webDesign/
6. famm
引用:Famm公式HP
「Famm」は、主婦・ママ向けのWebデザイナースクール。子育て家族アプリ「Famm」の運用を行う株式会社TIMERSが、同アプリを通じて集まった多くのママさんからの在宅ワーク・キャリアアップに関する悩みをもとに立ち上げたスクールです。
忙しいママでも学びやすいよう、1ヶ月短期集中型のWebデザインコースが安価で用意されていたり、シッターの無料紹介サービスもあり学習に集中しやすい環境も用意されているので、まさにママさんのためのWebデザインスクールになっています。
また嬉しいことに、卒業後の案件紹介サービスもあるんです(しかも最大5件まで保証)。身につけたスキルを実際の仕事で活かせるよう、細かな配慮がなされているので、Web初心者さんでも安心。在宅ワークで稼ぎたい!というママさんは、一度無料説明会で話を聞いてみる価値ありです。
Go to page → https://famm.us/ja/school
まとめ:Webデザイナーを目指すならスクールに通うのがおすすめ
今回は、Webデザイナーの基本的な仕事内容や必要なスキル、スクールに通うメリットなどを整理した上で、おすすめのWebデザインスクールをご紹介しました。
現在転職としても人気の職業・Webデザイナーですが、求められるスキル・知識は年々広がってきている印象があります(これは筆者が現場でモロに実感しています)。そのため、即戦力Webデザイナーとして活躍していきたい場合は、独学で学ぶよりもやはりスクールに通った方が費用対効果・時間対効果が圧倒的に高いです。
これからWebデザイナーとして独立を検討している方、転職を考えている方などは、ぜひ今回の記事をご参考いただきながら、ご自身に合ったスクールを選んでみてくださいね。どのスクールもだいたい資料請求や事前相談などを受け付けているので、まずは一度連絡してみるのがおすすめです。