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パワポ制作に便利な配色サイト「Hue/360」の使い方・特徴を簡潔に解説。パワポへの応用方法も。

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当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。

今回は便利な配色サイト「Hue/360」の紹介と、その使い方・操作方法についてをまとめてみました。「Hue/360」は“ワンクリックでベストな配色を教えてくれる”サイトで、これを使えばバランスの良い配色を手軽に決めることができます。

パワーポイントだけでなく、様々な資料作成にも役立つサイトなので、ぜひ活用してみてください。

/// この記事を読むとわかること ///
  1. 「Hue/360」の特徴
  2. 「Hue/360」の具体的な使い方・操作方法
/// この記事を書いた人:日比 海里 ///
  • 株式会社トリッジ代表取締役 / デザイナー / コンテンツディレクター
  • グラフィック・WEBデザインやオウンドメディアの運営サポート・ディレクションを手掛けつつ、パワポ資料作成の研修講師兼アドバイザーとしても活動中。パワーポイント資料作成の企業研修実績も多数(延べ150社以上、2,000人以上にレクチャー)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス発行)がある。

ビジネス資料の見栄えは「配色」が重要

ビジネスシーンでは様々な資料作成を求められますが、どんな資料を作る時にも重要になるのが「配色」です。配色は資料の見栄えの良し悪しに大きな影響を与えるだけでなく、わかりやすさ・伝わりやすさにも関係してくるからです。

色数が少ないとどこが重要なのかがわかりやすい

ただ、意外とこの「配色」は厄介で、ある程度知識を持っていないとバランスの良い・美しい配色にすることが難しいんですよね。そこでその難しい配色を少しでも簡単・手軽に行えるよう、当ブログでは過去に何度か「ビジネス資料における配色のポイント」をまとめてきました。

上記の記事を読んでいただければ、ある一定の見やすさ・美しさを保った配色ができるようになりますが、それでも「やっぱり配色って難しい!」と感じる方もいるはず笑。そんな時に便利なのが“配色サイト”の『Hue/360』です。

『Hue/360』はノンデザイナーの方々でも簡単にバランスの良い配色ができるようにサポートしてくれる便利サイト。このサイトを使えば、より手軽に・簡単に使うべき色を決めることができます。これからこの『Hue/360』の特徴や具体的な使い方をご紹介していきます。

配色サイト『Hue/360』の特徴

まずは『Hue/360』の特徴を簡単に整理しておきます。同サイトは以下のような特徴を持っています。

/// 『Hue/360』の特徴 ///
  1. ワンクリックで、“ベストな配色”を自動的に教えてくれる。
  2. ベストな配色1つ1つの色のカラーコードまで教えてくれる。

サイトの作りとしてはシンプルで、画面にはメインとなる大きなカラーホイール(色相環)がどどんと表示されているだけ。その画面上のカラーホイールから好きな色を選んでクリックするだけで、その色にピッタリ合ったベストな配色を自動表示してくれるのが大きな特徴です。

「HUE-360」のスタート画面
https://hue360.herokuapp.com/

また、選ばれたベストな配色1つ1つの色のカラーコード(色を表現するために用いられる、文字の羅列からなる符号)まで教えてくれるというありがたい特徴もあります。パワーポイントなどにはカラーコードを入力して色の指定ができるようになっているので、このカラーコードさえわかれば、資料にも“ベストな配色”をそのまま使うことができるので、とっても便利なんです。

『Hue/360』の使い方

前述の通り『hue/360』は好きな色を画面上でクリックするだけで、その色にぴったり合った“ベストな配色”を教えてくれる便利サイトです。使い方はとても簡単。具体的なサイトでの操作方法は以下を参考にしてみてください。

①『hue/360』のサイトにアクセスする(https://hue360.herokuapp.com/)。

「HUE-360」のスタート画面

②まず「Brightness」で基準となる明るさを選ぶ。

「HUE-360」の使い方①
/// こここでのポイント ///
  • パワーポイントでプレゼン資料を作るなら、あまり明る過ぎる色は避けた方がベター。
  • そのため少しだけ暗い色(左から2〜3番目あたり)を選ぶのが無難です。

③右に表示されているカラーホイールの中から、好きな色(例えばメインカラーにしたい色)を選んで1つクリックする。

「HUE-360」の使い方②

④クリックした色と相性の良い色(配色バランスの良い色)だけが画面上に残り、画面左下に選んだ色が表示される。

「HUE-360」の使い方③

⑤画面上に残った色の中から、もう1つ色をクリックすると、さらに画面左下に色が追加される。

「HUE-360」の使い方④
/// こここでのポイント ///
  • たとえばアクセントカラーを選ぶのであれば、最初に選んだ色と向かい合う色を2色目に選ぶのがおすすめです。
  • 2色目に選んだ色は、左下に表示されている1色目の隣に追加されます。

⑥「Print User Color」をクリックすると、選んだ色のカラーコード(「#007AB7」など)が表示される。

「HUE-360」の使い方⑤

⑦パワーポイント等に使う場合は、表示されたカラーコードを[色の設定]の中の[hex]に入力すればOK。

「HUE-360」の使い方⑥
/// こここでのポイント ///
  • [hex]は「hexadecimal number」の略で、6桁の16進数によって数値を表現したもの。
  • 16新数カラーコードはHEX値と表現されることがあり、パワーポイントでのカラーコード入力も[hex]という欄が用意されています。

以上が『hue/360』の具体的な操作方法と、パワーポイントへの応用方法です。この配色サイトを使えば、パワーポイント資料などで使うメインカラー・アクセントカラーも素早く・手軽に選べるようになるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ:「Hue/360」なども活用して配色も効率よく決めてしまおう

今回は便利な配色サイト「Hue/360」の紹介と、その使い方・操作方法についてをまとめてみました。

プレゼンのパワーポイントを始めとしたビジネス資料においては、配色はわかりやすさを決める上で重要なポイントになります。ただ、色はとても奥が深いため、色彩に関する特別な知識がないと、なかなか効果的な配色になりません。

そのためにも当ブログでは、ビジネス資料における「色の基本ルール」を定めています。そしてその基本ルールを使って配色を行っていく上で、今回ご紹介した配色サイト「Hue/360」は便利で使いやすいので、うまく活用してみてくださいね。効率的に配色を決められるのでおすすめです。

/// パワポ資料作成研修 ///
この記事の筆者が『わかりやすい・伝わる資料作りの簡単セオリー』をお伝えしています。

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日比 海里

デザイナー・コンテンツディレクター。オウンドメディアのディレクション・編集やビジュアル・クリエイティブ制作を中心に行いつつ、デザイン・資料作成の研修講師兼アドバイザーとしても活動中。 パワーポイント資料作成の企業研修実績も多数(延べ1,000人以上にレクチャー)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス発行)がある。

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