当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
その中でも、プレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすいおすすめの見せ方・作り方のノウハウをシリーズでお話ししています!今回はPowerPointの「スライド番号」について考えてみる回です。
プレゼン資料の中ではちょっと地味な存在ですがw、その存在意義(大げさw)や見せ方について一緒に考えていきましょう!これらをうまく活用できればグッとPowerPointのプレゼン資料もレベルアップすると思いますので、ぜひご参考にしてくださいね!
まずその前に、PowerPointを「キレイに、わかりやすく・伝わりやすくする」ための基礎知識について学びたい方はこちら↓↓↓
スライド番号って、入れてる?

今回はPowerPointのスライド番号について考えていきましょう。早速ですが、普段PowerPointのプレゼン資料作る時って、スライド番号入れてます?てかスライド番号って何だかわかってます?

そりゃ知ってますよ!ヽ(`Д´#)ノ
スライド1ページごとに振られているページ番号ですよね?

そうそう!よく知ってましたね〜君にしては偉い。

…ありがとうございます(完全に舐められてるパターン乙(´-`).。oO)

実に地味な存在ではありますが、意外と大事だったりするんですよね。なので、可能であればこれは毎回入れてあげた方がいいと思います。特に社内向けのプレゼンでは必須と考えた方が良いでしょう。

そうなんですね!でも何か理由があるんですか?

はい、ありますよー。それはプレゼンが終わった後の「質疑応答」に関係しています。
スライド番号が入っていると質疑応答がしやすい
実はスライド番号が入っていると、質疑応答がしやすくなります。プレゼンが終わると、大体は一番最後に聴衆のみなさんからの質疑応答の時間がありますよね。どんな質問が飛んでくるのか、プレゼンターにとってはこの時間が意外とドキドキタイムだったりするわけですがwww
で、その時にPowerPointにスライド番号が入っていると、聴衆のみなさんが質問しやすいんです。
「何番目のスライドなんですけど…」
なんていう質問の仕方、よくしますよね?こんな風に質問してもらえると、プレゼンターもすぐに何ついての質問がされるのかわかりますし、質問者以外の聴衆の方も質疑について行きやすくなるわけです。

確かにスライド番号言われないと、時々「あの人はどこについての質問をしてるんだろう?」ってわかんない時あります(´∀`;)
意外と人によって「どこでどんな話をしていたか」の認識・記憶がバラバラになりがちなので、そんな時にスライド番号が入っていると、みんなの頭の中のイメージが統一されて、質疑もスムーズに、そして有意義になります。
ただ、社外プレゼン、お客様の前でのプレゼン等の場合は、実際に質疑の時にスライド番号まで指定して質問されることって意外と少ないです。全体を通じた質問とかが多くなります。

なので、社外プレゼンの時はスライド番号を入れるスペースがなければ、無理に入れなくてもOKだと思いますよ。

なるほど、わかりました!意外と見落としがちなスライド番号も、PowerPointを使ったプレゼンの中では重要な役割を担っているんですね!

そうなんですよね〜。そして「重要な役割」という意味では、もう1つスライド番号で意識したいことをお話ししておきましょう。

全体のスライド枚数も添えて
もう1つ意識しておきたいことは、スライド番号には「できたら全体のスライド枚数も一緒に示してあげると良い」ということ。例えばこんな感じです。

このように、左に現在のスライド番号、右に全体のスライド総数を書いてあげる。
「全体は56枚で、今はそのうちの17スライド目です」というような感じですね。
聴衆の皆さんって、
今回のプレゼンってどれくらい時間かかるんんだろう?
いつ終わるんだろう?
って、意外と不安に思ってたりします。全体の総数が一緒に表示されて入れば、あとどれくらいで終わるかの推測ができるようになりますので、そんな不安を和らげてあげることができます。

なるほど!ちょっとの工夫ですごく親切なPowerPointに早変わりですね!
このテクニックはお客様相手、特にマネージャー層や経営層相手にプレゼンする時はぜひやってみると良いですよ。立場が上の方になればなるほど、日々の時間を細かに意識して仕事をされる傾向が強いです。経営層にもなれば本当に分刻みで予定が入っていたり。
そうするとプレゼンの後もたくさん予定があったり、急遽別件が入ってきたりするので、そう言った方々は「いつプレゼンが終わるのか」が結構気になっています。
なのでそのためにもPowerPointにはスライドの全体枚数も一緒に示してあげて、だいたいのプレゼンのボリューム感を推測させてあげることも重要です。
まとめ:やっぱりPowerPointも「顧客目線」で!

聴衆の方々への配慮の1つとして、スライド番号も捉えていきましょう。
ビジネスではよく「顧客目線で考えることが大事」なんて言われますが、PowerPointのプレゼン資料を作るときも正に同じです。顧客(=聴衆)の立場になって、「どこに何が表示されて入れば、PowerPointを理解しやすくなるだろう?」と考える。その思考の過程で出てくるものの1つが、今回の「スライド番号」なのではないでしょうか。
ぜひ今回の内容を活かしながら、聴衆の皆さんにとってわかりやすい・伝わりやすいPowerPointづくりを頑張ってみてくださいね~٩( ‘ω’ )و
↓↓↓その他の聴衆の方々への配慮について学びたい方はこちら↓↓↓

もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。