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【実画面で解説】パワーポイントでのページ番号の挿入方法。表紙の次のスライドを「1」にする方法や全体枚数の表示方法も。

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当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。

今回はパワーポイントの「ページ番号」についてのお話。ページ番号は入れた方がいいのか、入れるメリット、具体的な設定方法、アレンジ方法などのノウハウを、企業の資料デザイン講師も務めるデザイナーが整理してみました。

Microsoft公式サポートページでも解説していない、筆者オリジナルの操作手順もお伝えしているので、日頃パワーポイント資料を作ることが多い方、プレゼン機会の多い方の参考になれば幸いです。

/// 先に結論 ///
  1. ページ番号は入れた方がいい
  2. ページ番号を入れると質疑応答の時に便利
  3. ページ番号を入れるとプレゼンの進行具合も伝わる
  4. 表紙を非表示にし、次のスライドを「1」にする方法がある
  5. 現ページ数だけでなく、全体のスライド枚数も一緒に表示させると尚良し
/// この記事を書いた人:日比 海里 ///
  • 株式会社トリッジ代表取締役 / デザイナー / コンテンツディレクター
  • グラフィック・WEBデザインや自社で展開するオウンドメディアのディレクションを行いつつ、パワポ資料作成の研修講師兼アドバイザーとしても活動中。パワーポイント資料作成の企業研修実績も多数(延べ150社以上、2,000人以上にレクチャー)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス発行)がある。

パワポ資料ではページ番号は表示した方がいい

パワーポイントでプレゼン資料などを作る際、意外と悩みがちなのが「ページ番号(スライド番号)って入れたほうがいいの?」問題です。

ページ番号は実に地味な存在ではありますが、意外と大事。先に結論からお話しすると、基本的には可能であれば(挿入するスペースが空いていれば)毎回表示した方がいいでしょう。特に社内向けのプレゼンでは必須と考えた方がベターです。

なぜそのような結論になるのか、それにはページ番号が持つ“メリット”が関係してきます。メリットについては当記事の後半でまとめるとして、まずはパワポでのページ番号の設定・挿入方法を解説していきます。

パワーポイントでのページ番号の設定・挿入方法

早速パワーポイントでページ番号を表示する方法(設定方法)をまとめていきます。

具体的な設定方法はいくつかありますが、今回は基本的な表示方法からアレンジ方法まで、網羅的に整理してみましたので、実際にパワポ資料を作るとき、ページ番号を表示させるときにの参考にどうぞ。

基本操作

まずはページ番号を表示・非表示にする基本的なやり方から解説していきます。設定方法は非常に簡単。具体的なパワーポイントでの操作方法は以下をご参照ください。

ページ番号を表示する方法

ページ番号を表示させるには、[ヘッダーとフッター]機能を使うのが一般的です。以下の操作を行えば簡単にページ番号を挿入できるので、試してみてくださいね。

①複数のスライドを準備し、[挿入]タブ→[ヘッダーとフッター]をクリックする。

パワーポイントでスライド番号を挿入する基本操作①

②[ヘッダーとフッター]ダイアログボックスが表示されたら、[スライド]タブの中にある[スライド番号]にチェックをいれる。

パワーポイントでスライド番号を挿入する基本操作②

③[すべてに適用]をクリックすると、ページ番号が全てのスライドに表示される。

パワーポイントでスライド番号を挿入する基本操作③

ページ番号を非表示にする(消す)方法

次に一度表示させたページ番号を非表示状態に戻す(消す)方法です。これは上記の「表示する」時と逆の操作をすればOK。操作方法は以下を参照ください。

①スライド内にぺーじ番号が入った状態で、[挿入]タブ→[ヘッダーとフッター]をクリックする。

パワーポイントでスライド番号を挿入する基本操作①

②[ヘッダーとフッター]ダイアログボックスが表示されたら、[スライド]タブの中にある[スライド番号]のチェックを外す。
③[すべてに適用]をクリックすると、ページ番号が全てのスライドで非表示になる。

/// 補足 ///
  • なお、③で[すべてに適用]ではなく[適用]を選ぶと、そのスライドのみページ番号が非表示になります。
  • ただし、あくまで「非表示」になっているだけなので、そのスライド以降のページ番号が繰り上がることはありません(たとえば1ページ目を非表示にしても、2ページ目のページ番号は2のまま)

ページ番号のアレンジ方法

基本操作でページ番号を表示させた後は、そのページ番号をアレンジしていきましょう。いくつかアレンジ方法がありますが、特に「表紙だけページ番号を非表示にする」や「スライドの全体枚数も一緒に表示する」などは、ぜひ行っておきたいところです。

表紙だけページ番号を非表示にする方法

上述した基本的な表示方法を使ってページ番号を挿入すると、「タイトルスライド」にもスライド番号が振られます。ただ、タイトルスライドはプレゼン資料の表紙として使われるため、「表紙にはページ番号は入れたくない!」ということもありますよね?

そのような時は「タイトルスライドだけページ番号を非表示にする方法」があるので、それを使って対応しましょう。具体的な操作方法は以下の通りです。

①[挿入]タブ→[ヘッダーとフッター]をクリックする。

パワーポイントでスライド番号を挿入する基本操作①

②[ヘッダーとフッター]ダイアログボックスが表示されたら、[スライド]タブの中にある[スライド番号]と[タイトルスライドに表示しない]にチェックをいれる。

パワーポイントでタイトルにスライド番号を入れない方法②

③最後に[すべてに適用]をクリックすると、タイトルスライド以外のスライドに、ページ番号が表示される。

表紙の次のスライドに「1」の番号を振る方法

ここまでに紹介した方法が、最も基本的なページ番号の設定方法です。ただし、これら基本的な方法を使うと、表紙は「ページ番号なし」(←前述の方法で非表示にしているため)、表紙の次のスライド(2枚目のスライド)にはページ番号「2」が表示されてしまいます(←見えていないが表紙に「1」の番号が振られているため)。

もちろんこれでも問題はないのですが、できれば表紙の次のスライドは「2」ではなく「1」を表示させたくないですか? だって、これだと聴衆の方々は「1」がすっ飛ばされたように見えてしまいますからね笑。

そのような時に便利な「表紙の次のスライドに1の番号を振る方法」があります。その仕組みを平たく言ってしまうと、「表紙に“0”を振ることで、表紙の次のスライドを“1”にする」というやり方です。具体的な操作方法は以下を参照ください。

①すでにページ番号が挿入された複数のスライドを準備し、[デザイン]タブ→[スライドのサイズ]→[ユーザー設定のスライドサイズ]をクリックする。

パワーポイントで表紙の次のスライドに「1」のスライド番号を振る方法①

②[スライドのサイズ]ダイアログボックスが表示されたら、その中の[スライド開始番号]を「0」にする。

パワーポイントで表紙の次のスライドに「1」のスライド番号を振る方法②

③[OK]をクリックすると、表紙のスライドが「0」になり(ただし非表示にしているのでスライドでは見えない状態)、その次のスライドが「1」になる。

パワーポイントで表紙の次のスライドに「1」のスライド番号を振る方法③

ページ番号の位置を固定する方法

なお、ここまでお話しした方法を使ってページ番号を挿入した場合、右下に表示されるページ番号は「選択可能な状態」で表示されるため、ページ番号の位置を自由に変更することができます。

ただ、この状態だとスライドをデザインしている最中についページ番号を触ってしまい、「位置がずれてしまった!」というハプニングが起こりかねません。これが意外とストレス笑。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法①

そのような時はページ番号の位置を固定し(=選択不可の状態にし)、デザイン中にページ番号に触れないようにしてしまいましょう。筆者も普段は必ずページ番号を固定しています。スライドマスターを使えば比較的簡単にできるのでおすすめです。

そのやり方は以下の通りです。なお、このやり方は筆者オリジナルの操作方法でありMicrosoft公式のやり方ではないので、その点は悪しからず(でもこの方法は非常に便利なので、ぜひマネしてみてほしい笑)。

①複数のスライドを準備し、[表示]タブ→[スライドマスター]をクリック。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法②

②左のエリア一番上にある「スライドマスター」を選択→右に表示されている「#」マークのプレースホルダーを一旦コピー&ペーストする。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法③

③元々あったデフォルトの「#」マークの方は削除する。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法④

④コピー&ペーストした「#」マークのプレースホルダーを任意の位置に配置する。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法⑤

⑤[スライドマスター]を閉じたら完成。これで選択不可のページ番号が挿入される。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法⑥

スライドの全体枚数も一緒に表示する方法

最後に「スライドの全体枚数も一緒に表示する方法」も解説しておきます。やり方は簡単なので、以下の操作を参考にしてみてくださいね。こちらもスライドマスターを使います。

①複数のスライドを準備し、[表示]タブ→[スライドマスター]をクリック。

パワーポイントでスライドの全体枚数を表示する方法①

②左のエリア一番上にある「スライドマスター」を選択→右に表示されている「<#>」マークのプレースホルダーを一旦コピー&ペーストする。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法③

③元々あったデフォルトの「<#>」マークの方は削除する。

パワーポイントのスライド番号の位置を固定する方法④

④コピー&ペーストした「#」マークの隣に「/(全体枚数)」を入力し(全体枚数が10枚の資料なら、「/ 10」と入れる)、任意の位置に配置する。

パワーポイントでスライドの全体枚数を表示する方法②

⑤[スライドマスター]を閉じたら完成。

パワーポイントでスライドの全体枚数を表示する方法③
/// 注意点 ///
  • コピペしていないデフォルトの「<#>」マークの隣に「/(全体枚数)」を入力しても、ページ番号は表示されません(これは元々のMicrosoftの仕様のようです)。
  • 必ず一旦コピペした「<#>」マークのプレースホルダーを使いましょう。

ページ番号が表示されない時の原因と対処法

なお、これまでお話ししてきたページ番号の挿入操作を行なっても、「なぜかページ番号が表示されない!」というケースも時々あります。実際に私も過去に同じような場面に陥りました笑。

その現象が起こってしまうのは、「スライドマスターのページ番号用プレースホルダーが消えている」ことが原因としては多いようです。スライドマスターを開いたとき、右下のページ番号用プレースホルダー(「#」マーク)が表示されていない、または消えている状態(下の画像参照)だと、どんなにページ番号を挿入しようとしても表示されません。

ページ番号が表示されない原因はこれ

簡単な対処法としては、スライドマスターを選択した状態で、[マスターのレイアウト]→[スライド番号]にチェックを入れてあげればOK。これにより、右下にページ番号用のプレースホルダーが再表示されるので、この後ページ番号挿入の操作を行えば、各ページにページ番号がしっかり表示されるようになります。

ページ番号を再表示させる方法

いつの間にか誤ってプレースホルダーを消してしまっていた!というケースが時々あるので、もしページ番号が表示されないときは、落ち着いてスライドマスターを確認しましょう。

パワポ資料でページ番号を表示するメリット

ひと通りページ番号(スライド番号)の設定方法等を押さえたら、最後にパワーポイントの資料にページ番号を表示するメリットをまとめておきます。メリットとしては、主に以下の2点が挙げられます(詳細は下に続きます)。

/// 注意点 ///
  1. 質疑応答の時に便利だから
  2. プレゼンがどこまで進んだのかわかりやすくなるから

メリット①:質疑応答の時に便利だから

1つめのメリットは「質疑応答の時に便利だから」です。たとえば、プレゼンの質疑応答時にパワポにページ番号が振ってあると、聞き手は「何ページ目のスライドについて質問したいんですけど…」と該当箇所を伝えやすくなりますし、話し手からしても「どこについて質問されているのか」が瞬間的にわかるようになるので、質問に答えやすくなります。これが地味に便利笑。


さらに言うと、これは「質問箇所を聴衆全員で共有しやすくなった」ということでもあります。プレゼンにおいては、この「みんなで共有する」というのが実はすごく大事。なぜなら、1人の人が疑問に思ったことは、他の人も同じように疑問に感じていることが多いからです。

もしページ番号が表示されていなかった場合、たとえば「〜のグラフについて質問したいんですけど…」と言葉で説明しなければいけなくなります。その時に、似たようなグラフが複数のスライドに載っていたとしたらどうでしょうか? 質問者以外の聴衆はきっと「どのグラフについて質問しているの?」と疑問を抱いてしまうでしょう。

そのため「質問箇所を正確に、みんなで共有する」ことを考えると、やっぱりページ番号は表示させた方がいいわけです。

メリット②:プレゼンがどこまで進んだのかわかりやすくなるから

2つめのメリットは「プレゼンがどこまで進んだのかわかりやすくなるから」です。

ページ番号を表示させるときに、現在のページ数だけではなく、スライド全体の枚数も隣に表示させることで、「全体の進行の中で、どこまでプレゼンが進んだのか」が、パッと見ただけでわかるようになります。大体3分の1くらいまで進んだなとか。


プレゼンが「あとどれくらいで終わるのかな?」って、気になってしまう方は意外と多いんですよね。特にこれは役職が高い方に多い傾向があります。分刻みでスケジュールが詰まっていて、後ろに大事なアポイントの約束が入ってたりすると、やっぱりプレゼンの進み具合が気になるわけです。

そのような時に全体枚数の表示をしておくと、プレゼンの進捗がわかるため、落ち着いて話を聞いてくれるようになります。プレゼンの全体ボリュームや進み具合を伝えるという役割もページ番号にはあるわけです。

以上の2点がスライド番号を表示するメリットとして挙げられます。特に社内プレゼンの場合はかなり細かいところ(重箱の隅をつつくような笑)まで質問されるケースが多いので、プレゼンを円滑に進めるためにも、ページ番号はぜひ表示させておきたいところです。

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まとめ:ページ番号もひと手間かけてあげるとわかりやすい資料に

今回はパワーポイントの「ページ番号」についてのノウハウを網羅的にまとめてみました。

ページ番号って挿入するのがちょっと面倒ですよね笑。ただ、入れた方が聴衆の方々にとっても親切ですし、得られるメリットも大きいので、ぜひひと手間かけてでも表示させましょう。その際、今回の記事の内容がお役に立てば幸いです。

  • この記事を書いたライター
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日比 海里

デザイナー・コンテンツディレクター。オウンドメディアのディレクション・編集やビジュアル・クリエイティブ制作を中心に行いつつ、デザイン・資料作成の研修講師兼アドバイザーとしても活動中。 パワーポイント資料作成の企業研修実績も多数(延べ1,000人以上にレクチャー)。著書に『ひと目で伝わるプレゼン資料の全知識』(株式会社インプレス発行)がある。

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