フォントの違いでこんなに見やすく!パワポでゴシックを選ぶべき決定的理由

当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
その中でも、プレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすい見せ方・作り方のノウハウをシリーズでお話ししていきたいと思います!
今回もとっても役立つ&すぐに明日から使える“極意”になってますので、ぜひお付き合いください٩( ‘ω’ )و
今回は、前回からの続きでパワポ資料の中でも最もたくさん使う必要がある「文字」に関することついてお話ししていきます!
前回の記事はこちら↓↓↓
目次
おさらい:見やすい文字には「3つの条件」がある

前回の記事では、人が「見やすい」と感じる文字の条件が決まってるということをお話ししました。 その条件がこれ。
①視認性が高い
②可読性が高い
③判読性が高い
この3つの条件を満たしていると、文字はとっても見やすいと感じます。
ただ記事の最後で、資料のタイプ(文字の多い文書、プレゼン用のPowerPointの資料など)によって、この条件の中でも特に重視しなければいけないものが変わってくる、ということをお話しして締めくくっていました。
ですので今回は、プレゼン用のPowerPointの資料で、文字を見やすくするための条件をお伝えしていきたいと思います。
PowerPointでは文字の視認性を特に重視しよう!
以前お話ししましたが、PowerPointの資料というのは、他のビジネス資料とはちょっと異なるシチュエーションで読まれます。
つまり、
②聞き手は自分のペースで見ることができない(話し手のトークに合わせてどんどん進んでいってしまう)
ということ。
そのお話はこちらの記事でおさらい٩( ‘ω’ )و↓↓↓

そういった状況を踏まえると、PowerPointに載せる文字って「見やすさの3つの条件」の中で特に何を注意すべきか、わかりますか?

…えっ?お、俺に聞いてます?(いつも質問が唐突なんだよなぁ)
え~っと…し、視認性…ですか…ね?

…。
……。
………正解!

おぉ!当たった!(今日は勘が冴えてるわ…てか今の間は何なん?)

PowerPointでは視認性は特に重要です。
先ほどお話しした通り、PowerPointは「遠くから見る」資料ですから、視認性が低いと遠い位置に座ってる人はすごく文字が見づらくなり、内容が理解しにくくなってしまうわけですね。
ですので、視認性が高いかどうかを常に意識しておく必要があります。
PowerPointで視認性を意識するなら、フォントはゴシック体で決まり!
PowerPointの文字で視認性を高めるにはどうしたら良いか、その際にポイントの1つになるのが「フォント」です。
つまり文字の形ですね。
実はフォントによって視認性が大きく違ってくるんです。
フォントって色々あるのはご存知だと思いますが、タイプを大別すると、日本語のフォントは大きく分けて下の2つのタイプに分かれます。
②ゴシック系(MSゴシック、ヒラギノゴシック、メイリオなど)
なので、資料ではどちらかを必ず使うことになるわけですが、PowerPointなどのプレゼン資料ではどちらを使うべきなのか。
その時に考えたいのが、視認性です。
一般的に明朝系のフォントというのは、とても細く見えるので「視認性」が低いフォントと言われています。
これはなぜかと言うと、明朝系は「横線が縦線よりも細い」という特徴を持っているからです。
なので遠くからだと少し細く見えてしまうので、見づらくなってしまいます。
(ただし、その分読みやすい=可読性は高いと言われています)
一方でゴシック系、これは一般的には太めに見えるフォントなので遠くからでも見やすくて「視認性が高い」と言われています。
ゴシック系は、明朝と違って「横線も縦線も全部太さが同じ」という特徴があるのでパッと見た時に太い印象を受けるわけです。
ということは今の説明からも分かる通り、基本的にPowerPointで使うべきフォントというのは、遠くからでも見やすいゴシック系ということになります。

PowerPointの資料が持つある種の特殊性、「大勢の人が遠くから見る」ということを踏まえると、より視認性が高いフォントを選ぶ必要があるわけですね。

まとめ:PowerPointのフォントはゴシック一択!明朝はなるべく使わないで!

資料の特性や「どういった状況で読まれる資料なのか」等を考えて、フォントを選択しましょう。
PowerPointでは文字の視認性が大事ということ、何となくご理解いただけたでしょうか?
そのためにはフォントでゴシック体を選ぶのがポイントです。
結局はPowerPointに限らずですが、資料の特性に合わせて、見やすくするには何を重視すべきなのかを考え、それに合った適切なフォントを選ぶのが大事ということですね。
そういう意味で、PowerPointの文字は「ゴシック一択」で良いと思います。
そして選ばれなかった悲しみに暮れている明朝体ですが、もっと悲しいことをいってしまうと、明朝体はPowerPointのプレゼン資料では使わない方がいいです。
視認性が低いのは前述の通りですが、実はもう1つ大きな理由がありまして…。
おっと、もうこんな時間!この続きは次回またお話しさせていただきますので、ぜひご一読ください〜٩( ‘ω’ )و
↓↓↓次回の記事はこちら↓↓↓

もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。