当ブログでは、ビジネスシーンで“誰でも・手軽に使える”デザインノウハウ・テクニックをお伝えしています。
今回はプレゼン資料用のパワーポイントに関するお話。特に「箇条書き」をよりわかりやすく見せる上でのデザインのポイントについてお伝えしていきます!
目次
YouTubeで今回の記事の内容を見たい方はこちら!

今回はプレゼン資料の「箇条書きの表現・デザイン」についてのお話です。その内容を動画で見たい方は、当ブログ筆者がYouTubeチャンネル『ビズデザ』でもブログより詳しく解説しているので、こちらも併せてご参考ください(チャンネル登録もしていただけると、中の人は飛び跳ねて喜ぶそうです)
ブログで内容を見たい方は、以下から本文がスタートします↓↓↓
ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです!
おさらい:箇条書きを使うとパワポの文字量を減らせる
以前の記事でPowerPointで箇条書きを使う際のポイントをお伝えしました。以下にまとめてみたので、おさらいとしてぜひご覧ください!
- わかりやすいパワポ資料を作るには「箇条書き」での表現は必須
- 箇条書きを使うとパワポの文字量を減らすことができる
- それによって「パッと見ただけで」概要が把握できるようになる
- 箇条書きを表現する際は、パワポにある「箇条書き機能」を使う
念のためもう一回前回の内容をしっかり読んでおきたいという方はこちらからどうぞ↓↓↓
箇条書きをよりわかりやすくするにはデザインを調整しよう


以前の記事で「箇条書き」のノウハウを共有した時、わかりやすくするには「まだやることがある」ということをお話ししたのを覚えていますか?


そういえば「デザインを整えた方がいい」って言ってましたよね!ずっと気になっていました!


そう、パワポでわかりやすい箇条書きにするには、実は一定の見せ方・作法があるので、少しデザインを調整してあげる必要があるんです。今回はそのノウハウをお伝えしていきますよ。


なるほど!よろしくお願いします!
「箇条書き」をわかりやすいデザインにするためのポイント4つ


「箇条書き」をわかりやすいデザインにするためには、以下の4点についてデザインを調整してあげましょう。パワポの箇条書き機能や行間機能などを使うと簡単に調整できますよ。
パワーポイントについている「箇条書き機能」は、とっても簡単に使えて便利な機能ですが、初期設定のままだと少しデザイン的に見づらかったり、ちょっと不恰好だったりします。そのため少しだけデザインの調整をしてあげましょう。デザインを整えてあげた方がいいのは、以下の項目になります。
- 行頭のビュレット(「・」)のサイズ
- 行頭のビュレットとテキストスタート位置(インデント)の距離
- 箇条書き全体の行間
- 箇条書きの段落間
それぞれをどのようにデザイン調整すれば良いのかを、これから1つずつ共有していきたいと思います。
①行頭のビュレットのサイズを大きくする


まず最初は箇条書きの頭につける「ビュレット」を調整しましょう。この「・」は少し大きめにしてあげた方がわかりやすくなりますよ。
以前の記事でもお伝えしていますが、箇条書き行頭のビュレットは少し大きくしてあげるのがポイント。というのも、小さいままだと文章のレイアウト次第では一瞬中黒の意味合いとして置かれているように見えてしまうからです。そのためよく使われるような「・」のような小さいサイズの点ではなく、しっかりと大きめな点にしてあげましょう。


ビュレットについての詳しい解説やPowerPointでの具体的なサイズ調整方法については、以下の記事で解説していますので、そちらも併せてご参照ください!
②行頭のビュレットとテキストスタート位置(インデント)の距離を縮める


次はいわゆる「インデント」(テキストのスタート位置)の調整です。デフォルトではテキストがビュレットから少し離れてスタートしてしまうことがあるので、ここの距離感をもう少し縮めてあげましょう。
箇条書き機能を使って箇条書きを表現すると、行頭のビュレットの位置とテキストのスタート位置が離れて出てしまうことがあります。この距離が離れ過ぎていると見づらく感じるので、「インデント」を調整して、ビュレットとテキストのスタート位置を縮めてあげましょう。
パワーポイントでのインデントの調整方法
①まず箇条書きの行頭にカーソルを合わせる。そして画面上部にあるルーラー上に表示されているインデントの位置を確認する。


②インデントを左にドラッグすると、カーソルがあったテキスト位置が動くので、任意の位置まで移動させる。


③全ての箇条書きのインデント位置を移動させて完成!




意外と簡単にテキストのスタート位置って変えられるんですね!
③箇条書き全体の行間を少し広げる


次は箇条書き全体の行間の調整です。行間は少しだけ広くしてあげましょう。
行間が詰まっていると、窮屈さを感じます。この窮屈さの正体は、文字同士が接近し過ぎているということ。こうなっているとゴチャゴチャ感が出てきて、脳は文字を追いかけづらく(読みづらく)なってしまいます。
そのため行間は少しだけ広くとってあげるように調整しましょう。目安としては文字サイズの「1.1〜1.2倍」程度広くしてあげると良いですよ!
パワーポイントでの行間の調整方法
①箇条書きのテキストボックスを選択した状態で、[ホーム]→[行間]→[行間のオプション]をクリック。


②[段落]ダイアログが表示されるので、その中の[間隔]→[行間]から[倍数]を選択し、間隔の数値に「1.2」と入力して完成!






確かに行間1.1〜1.2倍くらいだと、窮屈さが和らいで、少しゆとりが出てきますね!そのまま真似させてもらいます笑!
④箇条書きの段落間を少し広げる


最後の仕上げは箇条書きの「段落間」の調整です。ここは行間以上に広くとってあげるのがポイントです。
箇条書き機能を使って箇条書きを表現すると、デフォルトでは段落同士の間隔が行間と全く同じ幅になって出てきてしまいます。これだと段落がどこで切れるのか、文章の塊がパッと見ただけではわかりづらくなるので、段落と段落の間の距離をもっと広げてあげましょう。
この時のポイントとしては行間以上にしっかりと距離を離すこと。目安としては12〜24ptくらい離してあげると、距離もしっかり取れるし、デザインのバランスも良くなります。
パワーポイントでの段落間の調整方法
①箇条書きのテキストボックスを選択した状態で、[ホーム]→[行間]→[行間のオプション]をクリック。


②[段落]ダイアログが表示されるので、その中の[間隔]→[段落後]の数値を「24pt」と入力して完成!(文章量に応じて適宜12pt、18pt、24ptのうちのどれかを選べばOK!)






おぉ、①〜④を手順通りに調整していくだけで、こんなに箇条書きが綺麗にわかりやすくなるんですね!これからもどんどん活用させてもらいます!
まとめ:ちょっと一手間加えてあげるだけで箇条書きは一気にわかりやすくなる


パワーポイントのデフォルトの箇条書きは少しデザイン的に見づらいところがあります。今回ご紹介した一手間を加えてあげるだけで、格段に見やすくなりますよ。
パワーポイントの箇条書き機能は非常に便利ですが、デフォルトの設定のままだと、ややデザイン的に見づらい&美しくない面があります。今回の記事でお伝えした方法を行うと、確かに一手間増えてしまうのは事実ですが、どれもちょっとした調整なので簡単ですし、これを行うだけで箇条書きが一気に見やすく・わかりやすくなります。
パワーポイントでの操作は慣れてしまえばすぐできますので、ぜひ色々なパワポ資料でご活用くださいね!


もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。