当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
今回はビジネス資料における情報整理のレイアウト術についてです。 ビジネスシーンで作成する資料を見やすく・わかりやすくするためには「情報の整理」がキモ。その際の超具体的かつ簡単にできるテクニックをこっそりお伝えしちゃいます!ぜひご参考にしてくださいね!
まずその前に、資料レイアウトの4大原則について学びたい方はこちら↓↓↓
資料をすっきり整理したいなら「囲わない」


さて、今回はかなり具体的なレイアウト術についてのお話。特に情報を整理して、すっきりしたレイアウトにする時のポイント、そして簡単にできる整理テクニックをお伝えしちゃいます。


お!それは期待しちゃう内容ですね!レイアウトって意外と難しいですからね(汗)
早速ですけど、どこがポイントなんですか?


そうですね〜ポイントを一言で簡単に言ってしまうなら、「囲わない」ということです。


へ? 囲わない?(・_・)…ン?
「囲い過ぎ」は、ごちゃつきを招く
パワーポイントやWordで資料を作る際は、テキストやグラフ、図表、画像など、いろいろな情報が出てきます。それを「キレイに、わかりやすく伝える」ためには、もちろんレイアウトが大事になってくるわけですが、うまくそれらの情報を整理してあげないと、なかなか見やすい・わかりやすい資料になりません。
特にそんな時に大切なのは、「情報のごちゃつき」を無くすこと。人間の脳は、大量の情報やごちゃごちゃと複雑な情報が一度に入ってくると、必ず「わかりづらい」と判断してしまうからです。
この内容については、以前の記事で解説していますので、こちらもご参考ください。


そこで情報の整理をするために、「枠線で囲う」というレイアウト方法をとることがあります。


複数の情報同士を区分けするためですよね!俺もよくやります٩( ᐛ )و


そう、よく“やりがち”なんですが、やり過ぎるのはNG。やり過ぎると逆にごちゃつきが増すからです。


枠線で囲い過ぎた悪い例
たとえば資料にこれだけの情報が載っていたとします。情報量が多いので、うまく整理するためにレイアウトを工夫しなければなりません。


そこで、枠線で囲って情報を整理・区分けしようとするわけですが、囲い過ぎちゃうとこんな感じになります。
例えばこう。






すっごくごちゃごちゃしてる気がします。。


資料レイアウトにおいて、「情報を区分けして整理する」のは非常に大切なこと。ただし、囲むことで区分けしようとすると、資料の中に非常にたくさんの「線」が出てきます。
線がたくさん走ってしまうと資料の中に余白が少なくなり、それぞれの情報同士が接近して、ごちゃごちゃしているように見えてしまうわけです。そのため「囲い過ぎ」は見やすい・わかりやすい資料においてNGなんです。


見やすく整理・区分けするなら「1本線」でOK


じゃどうしたら見やすく情報を整理できるんでしょうか?(・ω・`)


はい、実は非常に簡単な方法があります。それは「1本線」を引くことです。


い、1本線?


そう、1本線。要は、枠線で囲う代わりに、シンプルな線を情報と情報の間に引くだけでOK、ということです。たとえば先ほどと同じ例で説明するなら、こんな感じ。


むやみやたらに囲うのではなく、代わりにシンプルに線を引いてあげるだけ。こうすることで、紙面から余分な枠線が消えて、情報同士の過度な接近が回避されます。
つまり、資料の中でしっかり余白がキープされるようになるので、ごちゃつき感が一気に薄れていくわけです。わざわざしっかり枠線で囲わなくても、1本線が入るだけで「情報のかたまり」を意識させることはできるということですね。


確かにごちゃつきが消えた!しかもきちんと情報も整理されたレイアウトになってますね!(°▽°)


見出しや情報のレベル感の違いによって、線の太さを変えてみたり、点線や二重線を使ってみても良いですよ!さらにわかりやすいレイアウトになりますので、試してみてくださいね。


まとめ


やはりレイアウトは余白が肝。余白を確保するためにシンプルな1本線をうまく使いましょう。
資料のレイアウトをする際、それぞれの情報を整理するために「四角で囲う」ということをよくやりがちですが、多用は禁物。枠線と枠線が接近し過ぎて、レイアウトにとって本当に大切な「余白」がどんどん無くなってしまうからです。
今回ご紹介したような“一本線”をうまく使いながら、しっかり余白を作って、すっきりシンプルなレイアウトになるよう意識してみてくださいね!これだけでグッと資料の見栄え・わかりやすさが変わってきますよ^^
↓↓↓その他の“線”に関する記事はこちら↓↓↓


もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。