凡例は消す!パワポのグラフを一気にわかりやすくする極秘ワザはこれだ!

当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
その中でも、プレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすい見せ方・作り方のノウハウをシリーズでお話ししています!
今回もとっても役立つ&すぐに明日から使える“極意”になってますので、ぜひお付き合いください٩( ‘ω’ )و
今回は前回までに引き続き、PowerPointでの「グラフ」の「キレイで、わかりやすい・伝わりやすい」見せ方・おすすめのレイアウトのコツやポイントについてお話ししていきますよ!
今回は「PowerPointのグラフの中でも“地味ながら扱いが難しい凡例”」についてのお話をしていきます!
ぜひ活用して1つ上のプレゼン資料を作ってくださいね!
まずその前に、PowerPointにグラフを載せる際のベースとなるポイントについて学びたい方はこちら↓↓↓
目次
おさらい:グラフで伝えたいことを強調するときは「矢印」と「添え書き」がポイント!
さて今回も前回のおさらいからです。
前回は「PowerPointのグラフの見た目をシンプルにしつつも、伝えたいことをしっかり強調する見せ方のテクニック・コツ」についてのお話でした。
PowerPointのグラフではごちゃつきやすいので極力シンプルに仕上げるのが1つのポイントでしたが、そうすると伝えたいこともうまく伝わらなくなるのでは?という疑問も出てくる。
そんなときは、グラフの中に「矢印」と「添え書き」を入れると、内容を強調することができる、ということでした。
例えば、PowerPointのプレゼン資料を作って、今回は「コストを大きく削減できた!ということしっかり伝えたい!」ということであれば、コスト額を表した棒グラフの中に、
②さらに棒の上に「コストはこの4年で半分に減少!」等の伝えたいことを端的に表した添え書きをおいてあげる。
などしてあげると、そのPowerPointのグラフで言いたいことがパッと見ただけで、はっきりと内容が理解でき、その部分が強調されるわけです。
こういったテクニックによって、グラフ全体をシンプルにしつつも、伝えたいことを強調していきましょう!というのが、前回の内容でした。
今回は「PowerPointのグラフの中でも“地味ながら扱いが難しい凡例”」についての内容です!
今回もめちゃくちゃ具体的な使えるテクニック・コツになっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
念のためもう一回前回の内容をしっかり読んでおきたいという方はこちらからどうぞ↓↓↓
そもそも、グラフの「凡例」って…なに?

あの…そもそもなんですが、「凡例」って…何のことでしたっけ?(^~^;)

あ、やっぱりわからないですか?ww なかなか耳馴染みがないですもんね。
読み方は「ハンレイ」、編集経験のある方は「ボンレイ」って言ったりもしますね(他の「判例」や「範例」と読み分けるため)。
簡単にいってしまえば、凡例とは「グラフの中の記号や色分けの意味・規則を示したもの」です。
例えばこれ↓↓↓


あー!これのことか!見たらわかりましたwww

ですよねww 地味すぎてよく認知されてないんですがw、みなさん必ず見たことあるはずです。
なぜならPowerPointでグラフを作ろうとすると、必ず表示されるようにデフォルトで設定されているからです。
この凡例は、それぞれの棒や折れ線が「何を示しているのか」を教えてくれる役割を担っています。
ただ実のところ、PowerPointのグラフをスッキリ見せる上では、この凡例は扱いが難しかったりします。
凡例は削除しちゃってOK!

凡例がPowerPointのグラフにおいて大切な役割を担っていることは前述の通りですが、ただ大きな欠点も持ち合わせています。
それはシンプルに、「邪魔」ということww

確かにそう言われてみると、この凡例ってごちゃごちゃしてる気がしますね(^~^;)
そう、凡例って実はグラフが視覚的にごちゃつく原因の1つだと言われています。結構たくさんの情報が詰め込まれているからですね。
そしてPowerPointでグラフを作ろうとすると、そんな凡例が最初必ず表示されてしまうんですよ(Microsoft社の嫌がらせなんじゃないかって感じるくらい、このデフォルトの設定は邪魔だと思ってますw)。
そうすると、みなさん
「とりあえず入れておかなきゃいけないんだろうなぁ…」
なんて思って、そのままグラフの中に表示させておくことが多いと思います。

ただ、とにかくこの凡例はごちゃつきやすいので、そんな場合はデフォルトで表示される凡例は思い切って消しちゃいましょう!

えっ?消しちゃって良いんですか?さすがにそれだとグラフがわかりにくくなりそうですけど(; ・`д・´)

大丈夫、消した凡例の代わりに、それぞれが何を表しているのかを「グラフの中にテキストボックスで書く」ようにしちゃえば良いんです。
例えばこんな感じ↓↓↓


なるほど!これなら凡例がなくてもグラフが何を示しているのか一発でわかりますね!
全体がスッキリ綺麗になるし、折れ線の近くにテキストが置かれているので、その折れ線が何を示しているのかがすぐ理解できます(目線が途切れない)。
とっても見やすくなりますよね!
凡例を消せばグラフをもっと大きく表示できる
また、凡例を消して中にテキストで書くようにすると、今まで凡例があったスペースが空くようになります。
ということは、その分PowerPointのグラフももっと大きく見せることもできるようになるので、一番見て欲しい部分がより見やすく・伝えやすくなります。
例えば、下のようなグラフがあった場合、左と右でグラフのサイズが右のほうが大きく表示できています。


これは凡例がない分、グラフの表示スペースをより大きく取れたからです。

おーなるほど本当だ!一番見てほしいグラフ部分がより大きく表示できててわかりやすいですね!
そういった意味でもPowerPointではデフォルトで表示されてしまう凡例はすぐに削除してしまい、代わりにグラフの棒や折れ線の中か近くにテキストを書いて置くというのはとっても効果的です。
ぜひこのテクニック・コツをビジネスシーンで活用してみてください!
まとめ:ごちゃつかないように代替案を考えるのが大事

グラフの中でごちゃつきやすい部分は、他の方法で表現できないか考えてみましょう。
今回の内容は以上になります。PowerPointのグラフを作成する上で、ご参考になりましたでしょうか?
当ブログで以前から口が酸っぱくなるほどお話ししているのが「PowerPointのプレゼン資料はシンプルに」ということ。
グラフはとにかくごちゃつきやすいですが、その原因の1つが今回お話しした凡例です。
ただ闇雲に凡例を消してしまうと、そのグラフが何を示しているのかわからなくなってしまいますので、テキストを挿入するわけですね。
このテクニックのポイントって、結局は「シンプルにしつつ、わかりやすさが落ちないようにするには、どうしたら良いだろう?」と考えられるかどうか、ということだと思います。
方法は色々あると思いますが、とにかくこの代替案をPowerPointでも考えようとする意識がはじめにないと、なかなか具体策が思いつけません。
なので、日頃からPowerPointを作る時に「シンプルにしつつ、わかりやすさも担保できるような方法はないか?」と常に意識しながら行っていくことが大事ではないでしょうか。
思いついたらどんどん実践して試していくと良いですよ!
次回はPowerPointのグラフの中でも頻出・主役級の「折れ線グラフ」のわかりやすい見せ方・作り方についてお話ししていきます。
またまた超具体的な活用テクニック・コツが満載の内容になる予定なので、ぜひご覧くださいね!お楽しみに〜!٩( ‘ω’ )و
↓↓↓次回の記事はこちら↓↓↓

もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。