目盛も単位も不要!超簡単パワポのわかりやすいグラフの見せ方術!

当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
その中でも、プレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすい見せ方・作り方のノウハウをシリーズでお話ししています!
今回もとっても役立つ&すぐに明日から使える“極意”になってますので、ぜひお付き合いください٩( ‘ω’ )و
今回は前回に引き続き、PowerPointでの「グラフ」の「キレイで、わかりやすい・伝わりやすい」見せ方・おすすめのレイアウトのコツやポイントについてお話ししていきますよ!
今回はさらに具体的な内容で、グラフのシンプルかつ効果的な見せ方について、一緒に考えていきましょう。
ぜひ活用して1つ上のプレゼン資料を作ってくださいね!
まずその前に、PowerPointにグラフを載せる際のベースとなるポイントについて学びたい方はこちら↓↓↓
おさらい:ごちゃつきやすいグラフは極力シンプルに!
それではまず前回のおさらいからです。前回からグラフ・表編が始まりました!
そしてその前回では、PowerPointでのグラフの基礎として「とにかくごちゃつきやすいので極力シンプルに!」ということをお伝えしました。
シンプルにする方法の1つとしては色使いに注意。
PowerPointのデフォルトのグラフだと非常にカラフルに表示されてしまうので、色は「一番目立たせたいところにだけ、メインカラーを使う」方法がベターということでした。
そうすれば非常にシンプルな見た目になって、ぱっと見た瞬間に聴衆の目線が色のついたところに集まるので、伝えたいことが理解しやすいグラフになります。
念のためもう一回前回の内容をしっかり読んでおきたいという方はこちらからどうぞ↓↓↓
今回は、前回の内容からさらに具体的になって、PowerPointのグラフのシンプルかつ効果的な見せ方・テクニックについて考えていきますよ!
省けるものは省く

前回の内容で、グラフはごちゃつきやすい!ということがご理解いただけたかと思います。
なのでとにかくシンプルにしていく必要があるわけですね。
となると、PowerPointのグラフでは何をした方がいいか、わかりますか?

んー、なんだろうな?でも基本に立ち返れば、「余計なものは入れない」とかですかね?

お!正解です!
君から「基本に立ち返る」なんて言葉が出てくるとは微塵も思ってなかったので嬉しいですよ!

…あ、ありがとうございます(「微塵も」とか言われるとは、微塵も思ってなかった悲しみ(´-`).。oO)

神楽くんが言ってくれたように、PowerPointのグラフでは「余計なものは徹底的に省く!」ということがポイントです。
ある種PowerPointの基本と言えますが、グラフでは特に大事だと考えましょう。

でも、グラフの中に「余計なもの」なんて、ありますかね?必要なものしか表示されてない気がしますが(・・?)

良い質問です。
一見すると、確かにPowerPointのグラフに「余計なもの」なんてなさそうですよね?
でもあるんですよ~しっかりと省けるものが!
①目盛り線
例えば下の例のような「目盛線」なんてのは、実は見方によっては「余計なもの」なんです。

パッと見ただけでも、たくさん線が入っていて、すっごくごちゃついてる感を感じます。
メインの棒が見たいのに、たくさんの線がどうしても視線に入ってきて、人によってはチカチカして見にくささえ感じるかもしれません。

でも、この線って省いちゃって良いんですか?グラフがわかりにくくなりそうですが…(˙-˙)
それが意外とそんなことないんですよね。
例えば、目盛り線を消して、こんな風に棒の上に直接数字を書いたらどうでしょうか。


あっ!すごくスッキリ見やすくなりましたね!あとわかりやすくなった気もします!
そう、要はPowerPointのグラフって数値がわかれば良いので、それをわざわざ線の高さで表現する必要ってないんです。
むしろ線の高さで伝えるということは、見ている人に
②見た棒の一番上の高さを確認する。
③一番上の高いところから、ずれないように慎重に左に目線を移動させていく(ここ、実は意外なほどにストレスです)。
④一番左の目盛りまで到達。
⑤下から「1、2、3、4…」と数えていき、ようやく実数値がわかる(ここもストレス)。
という5つもの動作を強制する、ということでもあるんですよね。

聴衆の方々にすごく不親切だし、ストレスも与えるし、何しろめっちゃ理解しづらくなります。
だったら線は消してしまって高さで表現するのではなく、直接各棒の近くにテキストボックスを挿入して実数値を書いちゃえばOKなわけです。
その方がパッと見ただけで、その棒がどれだけの数字を示しているのか一瞬で判断できますからね。
②単位
あと、右上によく置かれている単位も消しちゃいましょう!

…えっ?これも消しちゃって良いんですか?これはさすがにまずいでしょ?(´・ω・`)

いいえ、大丈夫。厳密に言えば、完全に消しちゃうのではなく、他の要素に溶け込ませちゃうのがベターということですね。
例えば、さっきの例であげた数値の後ろに直接書いちゃうとか。


なるほど!数字と一緒に書いてしまえば、グラフの周りがなんだかスッキリしてきますね!
以前からずっとお話ししている通り、PowerPointのプレゼン資料をスッキリ見せるためにはとにかくシンプルに、「色々なものが置かれている感」をなくす必要がありますから、右上にわざわざ単独で置く必要はありません。
グラフの棒の近くに書いた数字と一緒にしてしまえば、その「色々なものが置かれている感」がグッとなくなっていきますよね!
しかも、どれか1つに入っていれば、PowerPointを見ている人には「他のものも同じ単位だ」ということは十分伝わりますので、各棒に単位を入れ込む必要もありません。

これはめちゃくちゃ使えるテクニックですね!。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。 ゜
まとめ:シンプルに作れば見ている人もストレスフリーに!

複雑な見た目のグラフは、見ていて無意識のうちにストレスを感じています。それが理解の妨げに繋がりやすいので、スッキリとした見た目になるよう心掛けましょう。
今日の内容は以上になります。PowerPointのグラフをよりスッキリ・効果的に見せる超具体的なポイント・コツをお伝えしましたが、ご参考になりましたでしょうか?
グラフは非常にごちゃつきやすい。それはつまり、見ている人にとってはわかりにくいということですし、同時に無意識下でストレスを与えていることになります。
こういったストレスは、資料を理解してもらう上では実は厄介な敵になります。
ストレスによって見る気が失せると、一気に内容理解力・集中力が落ちていきますからね。
ですので聴衆の方々への配慮も含めて、PowerPointでのグラフはとにかくシンプルに作るようにしましょう!
それだけでグッとレベルの高いPowerPointのプレゼン資料になること間違いなしです!
次回は「見た目をシンプルにしつつも、伝えたいことをしっかり強調するグラフの見せ方のテクニック」をお伝えしていきます!
これもめっちゃ使える超具体的なテクニックになりますので、ぜひご覧ください!
お楽しみに〜٩( ‘ω’ )و
↓↓↓次回の記事はこちら↓↓↓

もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。