当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしています。
今回は、資料作りの前提となる「プレゼンにおけるスライド資料(PowerPoint、Keynote)の位置づけ」をお話ししましょう。ここを最初に整理しておくと、その後のパワポの作り方が大きく変わってくるはずです!
目次
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今回はプレゼンにおけるパワーポイント資料の「役割」についてのお話です。その内容を動画で見たい方は、当ブログ筆者がYouTubeチャンネル『ビズデザ』でも解説しているので、こちらも併せてご参考ください(チャンネル登録もしていただけると、中の人は飛び跳ねて喜ぶそうです)
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パワポがうまく作れない原因

単刀直入に質問しますが、神楽くんはプレゼン用のスライド・パワポ資料、うまく作れてます?

それが…なんかうまく作れないんですよね…。伝えたいことがきちんと伝わらないことが多いというか…。

スライド資料って意外と曲者なんですよね。うまく作れないで悩まれている方が結構多いようです。
なぜそうなってしまうかというと、色々と理由はあるとは思いますが、スライド資料には下記のような特有の特徴があるからではないでしょうか。
- 「たくさんの人が、遠くから見る」という独特なシチュエーションが多い。
- 聞き手が「自分のペース」で見ることができない(=プレゼンターのペースで話が進む)。
- 資料に載せられる情報量に限りがある。
こういった特徴は、ビジネスシーンで作成される他の資料にはありません。これらのある種特殊な状況・特徴が少なからず影響して、「うまく作れない」「伝わらない」という結果が生まれやすいと考えられます。なので、「パワポって難しいから嫌いっす…」って感じている方が多いのではないでしょうか^^;

でも、そんなに難しく考える必要はありませんよ!
なぜならパワポって、「プレゼンの主役」じゃないんですから。
パワポって、主役?脇役?何役?

プレゼンをする際、多くの方が「パワポ頑張って作らなきゃ!」と思う、つまりパワポを「プレゼンの主役」に考えがちなんですが、実はそれ、違うんですよ。

えっ?そうなんですか?思いっきりパワポメインで考えてました(´∀`; )

プレゼンを構成する「要素」と、それぞれの「目的」を考えてみましょう。そうすると、「役割」が見えてきますよ。
プレゼンを構成する要素は、主に以下の4つです。
- トーク
- トーク原稿
- スライド資料(パワポ等)
- 配布資料(参考資料)
その中でメインとなる主役はどれかというと、それは「トーク」になります。「トーク」がプレゼンにおいては主役です。対面で直接大勢の人にアピール・説明できるのがプレゼンですから、トークが主役じゃなきゃ他の資料となんら変わらなくなってしまいますもんね。なので、トークがあくまで主役。
そしてそれを視覚的に補助するのが「パワポ」です。トークだけだと聴衆の方々もイメージが湧きにくかったり、記憶にも残りにくかったりしますので、それをビジュアルで補助する役目というわけですね。
あくまでパワポというのは「プレゼンのサポート役」であって、主役ではないんということをまず意識することが大切です。


プレゼンとなると、パワポをメインに考えがちですけど、そうじゃないんですね!少し気が楽になりましたε-(´∀`*)ホッ

サポート役のパワポは、とにかくポイントを絞ってシンプルに!

そうなると、視覚の補助的な役回りのパワーポイントには別に多くの情報を盛り込む必要はないということも見えてきます。

確かに!パワーポイントの役割を踏まえると、情報量は少なくていいということがわかりますね!
ここがすごく重要ポイント。「たっくさんの情報を載せなきゃ!無理やり詰め込んでやるしかないぜぇ~\\٩( ‘ω’ )و ///」なんて考えは捨てちゃってOK!むしろ、主役であるトークにおいて大切なところ・ポイントになる部分だけに情報を絞り、それを視覚的に表現してあげればいいということになります。
さらっと言っちゃってますが、この点がスライド・パワポ資料を作るとき、めちゃくちゃ大切な考え方になるので、絶対に意識して作成するようにしましょう!
まとめ:「ポイント絞ってシンプルに!」が合言葉

パワポはあくまで「トークのサポート役」です
前述した通り、パワポ資料は他のビジネス資料(Word、Excel等)とは異なるシチュエーション・読まれ方をします。図形や画像、テキストなどを織り交ぜながら、「なんとかうまく作らなきゃ汗」と気負いがちですが、改めてパワポの“位置づけ”を考えれば、作り方も変わってくることでしょう。
特に大切なのは、パワポはあくまで「トークのサポート役」であるということ。だからこそ、「ポイントをぎゅっと絞って、シンプルに作れば良い」ということですね。作り始めると意外と労力がかかりがちなものでもあるので、この辺りをしっかり意識できるとそれだけでグッと資料の精度も高まりますし、作業の時短にも繋がっていきます。
次回は「シンプル」を意識した上での『情報量』についてお話ししていきたいと思います!お楽しみに~٩( ‘ω’ )و
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もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。