パワポはプレゼンの主役じゃない!位置づけから見えてくるパワポ作りのポイント

当ブログでは、ビジネスシーンで作成する資料で“誰でも・手軽に使える”レイアウトノウハウ・テクニックをお伝えしていますが、今回からはプレゼンで使う『スライド資料(PowerPoint、Keynote)』の効果的かつ伝わりやすい見せ方・作り方のノウハウをお話ししていきたいと思います!
かなり中身の濃い長編シリーズになると思いますが、とっても役立つ&すぐに明日から使える“極意”ばかりですので、ぜひお付き合いください٩( ‘ω’ )و
忙しくてなかなか資料作成の時間が取れない方も嬉しいテクニック満載ですよ!
シリーズ第1回の今回は、資料作りの前提となる「プレゼンにおけるスライド資料(PowerPoint、Keynote)の位置づけ」をお話ししましょう。
ここを最初に整理しておくと、その後のパワポの作り方が大きく変わってくるはずです!
パワポがうまく作れない原因
皆さんは日常の業務場面でプレゼンをする機会がありますか?
業種や担当業務等によって多少の差はあれど、多くのビジネスマンが日頃プレゼンを行っていることでしょう。

単刀直入に質問しますが、神楽くんはプレゼン用のスライド・パワポ資料、うまく作れてます?

それが…なんかうまく作れないんですよね…。伝えたいことがきちんと伝わらないことが多いというか…。

スライド資料って意外と曲者なんですよね。うまく作れないで悩まれている方が結構多いようです。
なぜそうなってしまうかというと、色々と理由はあるとは思いますが、スライド資料には下記のような特有の特徴があるからではないでしょうか。
②聴衆が「自分のペース」で見ることができない(=プレゼンターのペースで話がどんどん進んでいってしまう)。
③資料に載せられる情報量に限りがある。
こういった特徴は、ビジネスシーンで作成される他の資料にはありません。
これらのある種特殊な状況・特徴が少なからず影響して、「うまく作れない」「伝わらない」という結果が生まれやすいと考えられます。
なので、「パワポって難しいから嫌いっす…」って感じている方が多いのではないでしょうか^^;

でも、そんなに難しく考える必要はありませんよ!
なぜならパワポって、「プレゼンの主役」じゃないんですから。
パワポって、主役?脇役?何役?

プレゼンをする際、多くの方が「パワポ頑張って作らなきゃ!」と思う、つまりパワポを「プレゼンの主役」に考えがちなんですが、実はそれ、違うんですよ。

えっ?そうなんですか?思いっきりパワポメインで考えてました(´∀`; )

プレゼンを構成する「要素」と、それぞれの「目的」を考えてみましょう。そうすると、「役割」が見えてきますよ。
プレゼンを構成する要素は、主に4つです。
②トーク原稿
③スライド資料(パワポ等)
④配布資料
その中でメインとなる主役はどれかというと、それは「トーク」になります。「トーク」がプレゼンにおいては主役です。
対面で直接大勢の人にアピール・説明できるのがプレゼンですから、トークが主役じゃなきゃ他の資料となんら変わらなくなってしまいますもんね。
なので、トークがあくまで主役。
そしてそれを視覚的に補助するのが「パワポ」です。
トークだけだと聴衆の方々もイメージが湧きにくかったり、記憶にも残りにくかったりしますので、それをビジュアルで補助する役目というわけですね。
あくまでパワポというのは「プレゼンのサポート役」であって、主役ではないんということをまず意識することが大切です。


プレゼンとなると、パワポをメインに考えがちですけど、そうじゃないんですね!少し気が楽になりましたε-(´∀`*)ホッ

サポート役のパワポは、とにかくポイントを絞ってシンプルに!
そしてそうなると、補助的な役回りのパワポには別に多くの情報を盛り込む必要はないということも見えてきますよね(←ここ、めちゃくちゃ重要ポイントです)。
なんて考えは捨てちゃってOK!
むしろ、主役であるトークにおいて大切なところ・ポイントになる部分だけに情報を絞り、それを視覚的に表現してあげればいいということになります。
さらっと言っちゃってますが、この点がスライド・パワポ資料を作るとき、めちゃくちゃ大切な考え方になるので、絶対に意識して作成するようにしましょう!
まとめ:「ポイント絞ってシンプルに!」が合言葉

パワポはあくまで「トークのサポート役」です
前述した通り、パワポ資料は他のビジネス資料(Word、Excel等)とは異なるシチュエーション・読まれ方をします。
図形や画像、テキストなどを織り交ぜながら、「なんとかうまく作らなきゃ(汗)」と気負いがちですが、改めてパワポの“位置づけ”を考えれば、作り方も変わってくることでしょう。
特に大切なのは、パワポはあくまで「トークのサポート役」であるということ。だからこそ、「ポイントをぎゅっと絞って、シンプルに作れば良い」ということですね。
作り始めると意外と労力がかかりがちなものでもあるので、この辺りをしっかり最初に意識していきましょう。それだけでグッと資料の精度も高まりますし、作業の時短にも繋がっていきますよ!
次回は「シンプル」を意識した上での『情報量』についてお話ししていきたいと思います!
お楽しみに~٩( ‘ω’ )و
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もし書籍で資料デザインを学ぶのであれば、以下の本は結構オススメです。“ノンデザイナー”であるビジネスマンの方向けにわかりやすく解説されていますよ。